【残業中や仕事帰りの電車の中など、モノを食べにくい時に、こっそり噛んでコバラがまぎれるガム】
【残業中や仕事帰りの電車の中など、モノを食べにくい時に、こっそり噛んでコバラがまぎれるコンセプトのガム】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
アナタがガムの商品開発を担当しており、
このような課題が与えられます。
「残業中や仕事帰りの電車の中など、
モノを食べにくい時に、
こっそり噛んでコバラがまぎれるコンセプトのガム」
さて、どんなパッケージやネーミングを提案するでしょうか?
ヒントは「伝わらなければないのと同じ」
お客さんに伝わりやすいネーミング、キャッチコピー、パッケージデザインがいいですね。
さて、答えの一つ。
お口の恋人 ロッテさんはこのような商品を開発しました!
2013年10月リニューアル発売!
コバラがまぎれるガム pucoo(プクー)
分かりやすいですね~!
「コバラがまぎれる」というキャッチコピーで、コンセプトのがよく伝わります。
「プクー」という品名も、少しお腹が膨れるイメージを持たせてくれます。
商品名がキャッチコピーより小さい(笑)
コバラがまぎれてニッコリしているパッケージデザインも分かりやすい。
実はこの商品は同2013年3月に
違うキャッチコピー、違うネーミング、違うパッケージで発売されていました。
それはこちら。
「コバラのスキマにプクー」
「コバラのスキマに」では、ちょっとコンセプトが伝わりにくかったようです。
パッケージデザインも綺麗なんですけど、
フルーツやミントが主体でした。
肝心の“コバラがまぎれる”が伝わりにくかった。
「伝わらなければないのと同じ」
伝わりやすいパッケージマーケティングが必要ですね!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。