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HOME > BLOG > パッケージマーケティング > パッケージ業界からみる 「脱酸素剤」と「乾燥剤」の違いと 再利用(OR 再生)できるのか?
2023年01月11日

パッケージ業界からみる 「脱酸素剤」と「乾燥剤」の違いと 再利用(OR 再生)できるのか?

どっぷり、同じ業界にいたら
他の業界の常識を見失います。

しかし、どっぷり同じ業界にいるから
他の業界の「なんじゃ、それ?」を
見つけることができるともいえます。

本日はパッケージに潜む
脱酸素剤と、乾燥剤のお話です。

 

 

 

おはようございます。

パッケージを変えただけで
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“売れない”を
“売れる”へ変える

パッケージマーケッターの
松浦陽司です!

本日のお話は

パッケージ業界からみる
「脱酸素剤」と「乾燥剤」の違いと
再利用(OR 再生)できるのか?

で、いってみよーー!

 

 

 

年始に田舎の実家などにいって
ビンの中などで保管されていませんか?
脱酸素剤や、乾燥剤が!

 

 

 

あ、でも
「脱酸素剤」とか
「乾燥剤」って急に言われても

「似たようなものだよね」
って思っちゃいますよね。

ちょっと簡単に説明します。

 

 

 

「脱酸素剤」ってのは
酸素を吸い取り
袋内を無酸素状態にするもの!

無酸素にすることによって
食品をカビが発生したり酸化したりするような劣化
を防ぐものです。

※「無酸素」と書きましたが
正確には「脱酸素状態」
つまり、(酸素濃度0.1以下)です。

 

 

 


それと違って
「乾燥剤」
外から袋内に入ってくる
湿気を吸い取り

食品が湿気たり
ふやけたりする
劣化を防ぐんですね。

 

 

 

似たように見えますが
全く、違うものなんです。

それで、おそらく
再利用したいと思うから
保管する方がいらっしゃるんでしょう。

 

 

 

結論から言うと

脱酸素剤は再利用「NG」です。

そして

乾燥剤は再利用「OK」です。

 

 

 

そもそも、脱酸素剤は
酸素を吸いきったら終わりです。

家庭の瓶や缶などでは
とても密封状態にならず
すぐに酸素を吸いきってしまいます。

 

 

乾燥剤については
シリカゲルのあの青い粒が
青いままだと、再利用OKです。

ピンクになると寿命なので
おさらばしてくださいませ。

 

 

 

よく、ネット上で
乾燥剤の再利用・ 再生について

電子レンジを使ったり
ドライヤーを当てたり
天日で干したりするのを紹介しておりますが
基本的にはオススメしません。
(「繰り返し使える」と書いてあるものは
用法等を守ってお使いください。)
 

寿命を迎えたものを
無理やり復活させても
いい働きもしないからです。

電子レンジやドライヤーなどだったら
事故が起こっても
メーカーは責任を持てませんしね。

 

ここでは

脱酸素剤は再利用できません。
乾燥剤は再利用できる。(粒が青いうちに限り)

と覚えておいてくださいね。

 

 

監修 株式会社 鳥繁産業 高橋英則氏
https://www.torishige.co.jp/

 

 

 

本日のお話は

パッケージ業界からみる
「脱酸素剤」と「乾燥剤」の違いと
再利用できるのか?

でございました。

あなたの今日一日が
違いのわかる
一日でありますように!

 

 

 

 

パッケージ相談は
こちらまでお気軽に
よろしくお願いいたします。





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この記事を書いた人

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パッケージマーケッター 松浦陽司

1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。

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