ラミネート袋における グラビア印刷とデジタル印刷のメリット&デメリット
「ラミネート袋の
グラビア印刷と
デジタル印刷の違いについて
教えてもらえないですか?」
という質問をいただきました。
では、お答えします。
おはようございます。
パッケージを変えただけで
売上10倍!単価5倍!
“売れない”を
“売れる”へ変える
パッケージマーケッターの
松浦陽司です!
本日のお話は
ラミネート袋における
グラビア印刷とデジタル印刷のメリット&デメリット
で、いってみよーー!
昔は、ラミネート袋と言えば
グラビア印刷しかなかった。
近年、デジタル印刷という
技術が発達して
その違いは何なのかと聞かれます。
大きく5つの違いがあります。
1)版代について
2)単価について
3)ロットについて
4)色について
5)耐熱性について
では、順番にお話しします。
1)版代について
・グラビア印刷では
製版をするために
版代がかかります。
カラー5色の場合
3~4万円×5版=15~20万円
とかかかります。
さらに、製版については
「落版」(製版保存期間)というのがあります。
リピート注文がなければ
1.5年程度で、版がなくなるのです。
・デジタル印刷では
「版代」がかかりません!
なんと、版代無料です!
直接、フィルムに印刷するので
製版する必要がないんです。
だから、落版も
気にする必要がありません。
「なるほど!
じゃ、デジタル印刷が最強なのでは?」
と思っちゃうのですが
こちらの問題が出てきます。
2)単価について
・グラビア印刷
めっちゃ安い
・デジタル印刷
めっちゃ高い
という感じになります。
グラビア印刷の
版代+単価×ロット=合計金額
と
デジタル印刷の
単価×ロット=合計金額
の合計金額を比べると
ほぼ同じか、
「グラビア印刷の方が安いじゃん」
なんてこともあります。
3)ロットについて
・グラビア印刷
大ロット向きです。
原反4000m以上
ということになります。
北島藤原精肉店さんの袋だと
約18000枚が最低ロットになります。
・デジタル印刷
小ロット向きです。
原反2000mが適正ロットです。
北島藤原精肉店さんの袋だと
約9000枚がロットになります。
さらに!
原反の種類を選ばなければ
1000mロットでも対応できる場合があります。
実際に、北島藤原精肉店さんの袋の時は
「冷凍に耐えれる素材で、1000mロットのもの」
とお願いしました。
なので、製造ロットが
約4000枚で生産可能でした。
藤山晋太朗さんも
「小ロットで手配できて助かります」
とコメントいただきました。
4)色について
・5色カラーの場合
グラビア印刷でも
デジタル印刷でも
ほぼ見た目は分かりません。
・特色を使う場合
グラビア印刷は
特色対応可能なのですが
デジタル印刷は
特色対応ができず
5色カラーでカバーします。
なので、厳密には
指定された色にはなりません。
場合によっては
「色調整料」などが
3万円程度発生する場合があります。
5)耐熱性について
・グラビア印刷
耐熱性ありです。
・デジタル印刷
耐熱性がありません。
なので、間違って
「レトルトカレー」などの
パッケージで
デジタル印刷をしてしまったら
レトルトをかけているうちに
色が変わってしまいます。
チャック付き袋の場合も
チャックの両端に
熱がかかってしまうので
両端が変色しちゃったりします。
この点はお気を付けを!
細かいことを言うと
まだ違うところもあるのですが
以上5つが大きな違いです!
ぜひぜひ、ご参考に。
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この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。