【お店の思いやコンセプトを伝えたいけど、パッケージでは伝えきれないんです!・・・それじゃ、こんな工夫はいかがでしょうか?】
【お店の思いやコンセプトを伝えたいけど、パッケージでは伝えきれないんです!・・・それじゃ、こんな工夫はいかがでしょうか?】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
本日もこんなパッケージマーケティングに関する質問を頂いております。
ペンネームは「溢れる思いが止まらないガール」さんから!
[ガール]
お店の思いやコンセプトをしっかりとパッケージで伝えたいんです。
でも、あんまりゴテゴテ書きすぎると、パッケージがチラシみたいに安っぽくなってしまうんです。
どうしたらいいでしょうか?
[松浦]
そうですね!
パッケージをもっと立体的に考えてみてはいかがでしょうか?
例えば、櫟(くぬぎ)さんのパッケージです!
きれいなパッケージですね!
画像ではよく分からないかも知れませんが、
専門的には箔押しがあったり、
型押しがあったり、
紙質をおそらくはコートボールの裏綿を使ったりと、技を駆使しております。
[ガール]
えぇ、確かに綺麗ですね。。。
でも、一体、パッケージのどこから櫟さんの溢れる思いが伝わるんですか?
全然じゃないですか!
[松浦]
まぁまぁ、そんなに慌てないでください。
実はこちらの思いを伝えるパッケージの秘密はパッケージの裏面にあるのです。
2枚目以降の画像をお見せしますね。
[ガール]
うわー!
[松浦]
そうです。
パッケージを開けた瞬間に、その溢れる思いが出てくるのです!
これだけで、ちょっとしたサプライズ感があるでしょう!
[ガール]
はい!
例えば、蓋の裏の
「心を込めて 木・楽に選んで楽しい櫟」という文章!
「あぁ、そうそう、確かに櫟ってそんな風に書くわね」と改めて思います。
[松浦]
さらに、パッケージの底面ですね。
商品を取ったら出てくるメッセージ!
「四季と素材を大切にし こころあたたまる商品をお届けします」と出てくる!
商品をとった時のサプライズまで考えてます。
[ガール]
・・・あ!松浦さん、見てください!
櫟さんは森林保護基金にまで協力しているんですね。
[松浦]
そうですね!
こういったCSR(企業の社会的責任)活動をしているということは、
しっかりと伝えたほうがいいですね。
[ガール]
このパッケージで、櫟さんがどんな思いで、コンセプトで仕事をしているか分かるような気がします。
パッケージは外側だけじゃない、内側もある。
それによってサプライズもあり、コンセプトも伝わるんですね!
松浦さん、ありがとうございました。
[松浦]
この記事を読んでくださったアナタも、
内側、裏面、パッケージの隠れているところ、またいろいろと活用を考えてみてくださいね!
さて、本日のパッケージマーケティング記事は
徳島で最近熱いブームとなっている「自撮り王」こと!
「たかはしる」という言葉まで作ってしまった
高橋誠さんから教えて頂きました!
ありがとうございます。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。