【個人企業や家業は結局これか?!「何を売るか」じゃなくって「誰が売るか」。宝生亭の不動のNo.1商品!女将の奨めるうま辛味噌】
【個人企業や家業は結局これか?!「何を売るか」じゃなくって「誰が売るか」。宝生亭の不動のNo.1商品!女将の奨めるうま辛味噌】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
石川県の宝生亭さんで二泊三日しておりました。
http://www.housyoutei.com/
凛がアンケートを書いてました。
「いいおもいでがつくれました!
ごはんもおいしかったです!
またきたいです! りん」
実際に本当にいい思い出を残せました!
帽子山専務と女将、ありがとうございます。
さてさて、それはさておき、この宝生亭の「お客さんとの関係性」が素晴らしすぎます。
帽子山宗さん(通称ぼっち)と私はエクスペリエンスマーケティング(エクスマ)仲間です。
「モノを売るな!体験を売れ!」という藤村正宏先生(通称スコット)の教えの元、
ともに経営を実践する仲間です。
“顧客とは何か?”
お客様から選ばれるには、お客様を選ばなければならない
こんなタイトルで講演されるほどの名経営者です。
(帽子山宗さんのブログ http://ameblo.jp/ryokandayo/)
さらに、女将の帽子山麻衣もすごい!
合わないお客様にはあえてこんな言葉も使うそうです。
「お客様、もう二度と来ないで下さいね♥」
まさに、お客様を選び続けています。
(女将のブログ http://ameblo.jp/kaga-okami/)
「そんなんで経営は大丈夫なん?」
わかります、わかります、その心配。
でも、結果はこんか感じ。
宝生亭の今年度10月の成績はなんと!
定員稼働率 約71%、部屋稼働率 約100%、リピート率 約85%、直接予約率 約80%。
と、普通の旅館では約50%が旅行会社と言われる中であり得ない数字!
私たちは普段、いわゆるクレーマーとか、手間のかかるお客さんに手間をかけ過ぎです。
6~7割はそのお客さんのために時間を使ってます。
でもね、そのお客さんが何割の売り上げを持ってますか?
実は1~2割じゃないですか?
しかも、その手間のかかるお客さんって、
社員さんのモチベーションを下げる人ですよね。
実質的な損失は、さらに2倍、3倍です。
おかしいですよね、こんな状況。
それよりも、好きなお客様と、好きな社員さんと、好きな仕事をする方がいい!
そんな関係性を、お客さんと作っているのです!
素晴らしい経営ですね!
さて、その宝生亭で売上NO.1のお土産がこちら!
「うま辛味噌」
一見、なんの変哲もない味噌ですが、そうじゃない!
女将の帽子山麻衣さんがドアップで登場してます。
宝生亭に来るお客さんは、もう殆どが宝生亭を好きな方のリピート!
女将を好きな人ばかりです。
関係性がかっちりとできています。
そんな人が、宝生亭に宿泊して
朝ごはんに美味しい料理を食べます。
そこで「オススメうま辛味噌です。フロントで販売してます」と接客で案内します。
店頭ではPOPでさらに訴えます。
さらにパッケージには女将が!!
うぅ~ん、チェックアウト寸前!
もう、買うしかないですね~。
事実、私も買ってしまいました。
こちらの商品、単品で年間1000万円以上売り上げているそうです。
すごいですね~。
「何を売るか」でなく、「誰が売るか」も相当、重要です。
小企業・家族企業は学びところが多いですね!
二泊三日でいい体験もさせていただき、そしてこんな勉強もさせていただきました!
ぼっち、女将、ありがとうございました。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。