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HOME > BLOG > パッケージ松浦ネタ > コミュニケーションの手法 ⑥ 報告・連絡・相談を一まとめにしない
2010年08月10日

コミュニケーションの手法 ⑥ 報告・連絡・相談を一まとめにしない

【6】報告・連絡・相談を一まとめにしない

よく「報連相」といいますが、報告、連絡、相談は全くの別物です。

「うちの会社は報連相が悪くてね」という会社は、本当に何もできてません。相談を受けてもアドバイスもできません。

「うちの会社は報告、連絡はできてるんですが、相談がなくってね」という会社は努力しています。アドバイスすることもできます。

報告…義務づけでできる 「この仕事が終わったら報告してね」、日報、月次報告など

連絡…仕組みでできる  回覧、伝言メモ、、メーリングリスト、業務連絡など

相談…人間関係、信頼関係がないとできない ミスも隠ぺいしてしまう

なにより大事なのは「相談」です。

よい人間関係を作り、相談ができる社風がよい社風です。

※隠ぺいが見つかった場合

「なぜ、ミスを隠したんだ!」と責めては、さらに悪循環です。

ミスする→隠ぺいする→怒る→ミスを責める社風→さらに隠ぺいする

人を責めてはいけません。

「なぜ、報告しなかったんだ」と、報告しないことを責めるべきです。

※相談の注意点

「どうしましょう」の指示仰ぎの社員さんではダメです。

上司も安易に答えてはいけません。

「君はどう考えるんだい?」と考えさせないといけません。

「部長、この件ですが、どうしましょうか?私は××したほうがいいと思います」

このように必ず、自分の意見、自分の考えが入っていることが大切なのです。

さらによい相談は「この件ですが、A案、B案、C案が考えられます。私はB案が良いと思います。なぜなら…」というように、代替案まで考えることです。

上司は、本人に考えさせ、自分で意思決定させてあげることが大切です。

その提案が、「俺のプランの方がいいはず」と思っても、もし6:4くらいであれば、部下の提案を採用してあげるのが、上司の器です。

人を動かすことはできません。自分で意思決定で、人は動くのです。

※報告の注意点…結果・結論からいう

悪い報告

部下「専務、あのお客さんの件なんですけど、実はライバル社がでてきまして、それで先週も訪問してプレゼンをしました。そこで価格が負けているというのが分かったので、昨日、見積もりを出し直してまいりました。ライバル社の価格が分からなかったので、いろいろと価格を検討して、部長とも相談して、粗利益率を○%にして出したのですが…」

上司「うるさい!早く結論を言え!」

これでは上司も怒ってしまいますね(笑)

良い報告

部下「部長、あの商談の件ですが、受注できました。理由は○○です」

結論からズバリいうことで、上司も状況把握しやすいのです。

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この記事を書いた人

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パッケージマーケッター 松浦陽司

1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。

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