【奪い合うな!譲り合え!】~数字を競争する世界から、共創する世界へ~
「2020NHK紅白歌合戦」の視聴率が
40.3%と絶好調だったようですね。
おめでとうございます!
その裏番組でトップだったのは
「ガキの使いやあらへんで」
17.6%だったそうです。
テレビ業界では
視聴率を奪い合えというような
「数字を競争する」形になってます。
でも、YouTubeでは
ちょっと事情が異なります。
いや、常識が違うっていうのかな?
チャンネル登録を譲り合えというような
「数字を共創する」形になってます。
例えば、オリエンタルラジオの
中田敦彦さんと藤森慎吾さん。
オリラジ吉本興業独立までの
経緯のYouTubeを
前編は中田敦彦さんの
YouTubeチャンネルで流して
後編は藤森慎吾さんの
YouTubeチャンネルで流す。
そう、お互いにメリットがある
チャンネル登録を譲り合う。
「数字の共創」を起こしております。
こんな風に、
「競争より共創」する考え方が
とっても大事ですね。
「奪い合いじゃなく、譲り合い」
こんな発想にどうやったらなるかな?
ちょっと簡単なクイズを考えてみました。
<問題>
あなたが牛丼屋の
オーナーだったとします。
結構、繁盛していました。
でもある日突然、、、
東にすき家!
西に松家!
南吉野家!
北になか卯!
・・・ができちゃいました(汗)
絶体絶命の大ピンチ!
さて、オーナーである
あなたはどうします?
これはキッツい状況ですよ~(笑)
実はこれ、小学生や高校生に
質問したことがあるんです。
面白いですよ、回答が!
学生たちの答えは
大きく4パターンに分かれます。
<①ガチンコ競争パターン>
まあ、在りがちですよね。
「吉牛より、安い値段で売る!」
これが最も多い答えです。
単純発想です。
誰もが思いつきそうなこと。
でも、これは大手に勝てるわけないんですね。
<②違う価値パターン>
これ、めっちゃ笑ったんですけど
一人の女学生が答えてくれました。
「私、イケメンを雇います」
なるほど、これは思いつかんかった!
すげー、発想!
でも、これっていいですよね。
違う価値を考えてて。
他には
・接客を鍛える
・高級牛丼店に転換する
・メニューを増やす
などいろいろありました。
<③業種転換する>
「ボクは蕎麦屋になる」
と言ってくれた学生もいました。
「だって、来る人が全員、
毎日牛丼が食べたいとは思ってないはず」
これはかなりいい感じですね。
<④共創する>
これは実は学生から出たアイディアではなく
ボクの友人の小林ゴールドエッグの小林真作社長から出た回答。
「まっちゃんな、ボクだったら
その4軒にお米を売る米屋になるわ」
なるほどなー。
これなら強大!強固な
ライバル他社と戦わなくっていい。
なんだったら、味方にしちゃってる。
「競争じゃなく共創」ですね。
もちろん、現実にできるかどうか別にして
「ライバルすら味方にする」
って発想は素晴らしいです。
競争相手との関係性を振り返ってみましょう。
①競争(ガチンコ戦う)
②価値の変化(戦う)
③業種転換(戦わない)
④共創(味方になる)
これだけ変わってきます。
「競争より共創」
「奪い合いより譲り合い」の世界
そんな社会に、
考え方に、
パケマツの在り方に、
2021年にしたいと思います。
実はパケマツは
その世界に向けてもう始動開始しました!
年末に「元・盛和塾」という
同じ学びを共有する3名でzoom会議!
シンギ・田中社長(広島)
キッショウ・吉岡社長(山口)
それと、パケマツ・松浦(徳島)
実は3社ともパッケージ業界。
下手したら戦い合う関係なんですけど
協業の可能性をお話合いしました。
早くこの企画の完成形が
このブログで報告できるように頑張ります!
どうぞ、お楽しみに(^^♪
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。