機能から感性へ! ~ノバウサギの憂鬱~
岡野塾系の蘊蓄(うんちく)ネタです。
英会話スクールで、上場している会社は殆どないようです。
(今は1社だけあるらしいです)
かつては、ノバが全国を席巻しておりました。
なぜ、ノバだけが上場できたのか?
●普通の英会話教室
目的は「英語がしゃべれるようになる」こと。
必要なことは、「良い教師を育てるか、揃える」こと。
良い教師を育てるか、揃えるのが困難なので、英会話教室は大きくなれない。
●ノバ
目的を「いっぱい聞けて、いっぱしゃべれる」ことに変えてしまいました。
「いっぱい聞けて、いっぱいしゃべれる」ことが目的なので、教師の質は関係ない。
日本に来て1週間くらい研修を受けただけの外人教師でOK!
だから、教師の人数がたくさん揃えられる。
だから、ノバは拡大できた!
ノバは経営的には色々な問題で破たんしてしまいましたが、戦略的には素晴らしく考えられた手を打っていたんですね。
こうやって、「目的」事態を変えてしまうことで、いろいろと販売が拡大する商品がこの世には眠っているでしょうね。
パッケージ松浦はそんな商品をパッケージの力で世に出していかないといけません。
カテゴリー | 日常ブログ
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。