【「誰も喜ばない2%OFF」を「誰かが飛び跳ねて喜ぶ2%OFF」に変える方法】
「本日お値段20%OFF」
こんな言葉を聴いて、心の奥底から喜ぶ人って何人いるんだろう?
おはようございます。
パッケージマーケッターの松浦陽司です。
お客さんって、もう安売りに「麻痺」しちゃってるんですよね。
「20%OFF」って聞いても、
「あー、そのくらい普通よね」と感じる。
いや、それだったらまだまし。
「安いのには理由があるんでしょ?」
「賞味期限寸前なんじゃ?」
「最初っから20%高い値段設定しているだけじゃないの?」
なんて思うお客さんもいる。
うーん、じゃあ、20%OFFする価値なんてないんじゃないんだろうか?
20%OFFでこうだから、
きっと、こんな安売りしたら怒られるよね。
2%OFF(笑)
「お客さん、ラッキーです!
本日限りで、100円のところ、98円なんですよ!
お買い得です!」
・・・なんて言っても、
誰もラッキーとは思わないだろうなー。
「小銭増えて邪魔やん」と思われないかな?
では、「めっちゃ、ラッキー!やったーーー」
と、思われるような安売りってなんでしょうね?
ANAが昔なんですけど、やってくれました!
これはすごい!
50人に一人無料!
(※2002年のキャンペーン)
すげーーー!
これは面白い。
ボクだったら、
「ピコーン!あ!お客さん、あなたは無料です!」
なんて言われた日にゃ、
「マジっすかーーー」と叫んで、
隣にいる知らない人とハイタッチして、握手しちゃいそうです(笑)
そして、絶対にSNSにアップするなー。
当たった人がめっちゃ喜ぶこの安売り!
実は実質的には「2%OFF」なんです。
だって、50人に一人ですから!
どうせ、値引きするなら、お客さんが喜ぶ値引き!
なんだったら、SNSにアップしたくなるような値引き!
こんなことをやらないといけませんよねー。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。