【言い訳イノベーションを突破せよ!】~エーテック青木一夫社長の倫理法人会講話~
<誠実さって何だろう?>
会社内では横柄にモノを言うけど、
お客さんの前ではしおらしくなる。
あの人へはでかい態度だけど、
この人へはへつらう態度。
これじゃ、誠実さの欠片もないのは分ります。
でも、ボク自身もやっぱり多少はあるなー(汗)
<倫理法人会のモーニングセミナー>
2019年10月31日(木)は朝早くから家を出発!
AM6:00より倫理法人会のモーニングセミナーに参加してきました。
いつもお世話になりまくってる
エーテックの青木一夫社長の講話だったのです。
青木さんは本当に「誠実さ」という観点では
ボクの知り得る限り、最高峰の誠実さをお持ちです。
誰の前でも、話し方も態度もほぼ変わらないのです。
<社員教育への決意>
エーテックはかつて、会社を見た時に、まともな人がいない。
指示命令待ち人間しかいなかったそうです。
「それでは会社をやってる意味がないな」
とも思ったのですが、
でも、2~3人、かわいらいい社員がおる。
「この子らのために、俺がおらんようになったらどうなるんや?
10年後、この子らの未来はどうなるんや?」
そう感じ、社員教育を決意したのです。
<言い訳イノベーション>
「朝礼をしよう!」と言った時に
若い子はすぐ「やりましょう」と言ってくれたそうでう。
ただ、社員の大半はものすごく嫌な顔をしたそうです。
なにか、新しいことをする時に、反感を買うのは仕方ない。
何人かは言い訳をしたそうです。
「朝礼なんて、うちの業界はしてない」
「みんなが揃ってからでないと意味ないし、揃わないし」
次から次へと、朝礼をやらないための「言い訳」を
まるで、イノベーションを起こすように言ってくる。
しかしながら、この言い訳イノベーションを聴いていると
朝礼が開始できない!
ここは青木社長の突破力で、朝礼を開始しました。
<朝礼導入の気づき>
朝礼をやると、人となりが見える。
「自分の成長のために」と理解している社員と
そうでない社員がはっきりとわかる。
また、朝礼風景を見ていると
「あいつ、ちょっと体調悪そうや」
なんてことも分かる。
<危険な現場で必要なこと>
鉄工所なので、現場は常に危険と隣りあわせだそうです。
ところが、今の若い社員は、日常で大きな声を出したことがない。
だから「危ない!」と叫んでも、
叫んだつもりで、まったく小さくて聞こえない。
だから「危ない」がはっきりと聞こえるように
発声練習も、朝礼で行っているそうです。
<言い訳イノベーション2>
朝礼ができてない会社の社長は
社長ができない言い訳を自分で作っている。
「朝礼やろうなんて言ったら、社員が嫌がるし」
「第一、自分が面倒だし」
それではあかん!
社長が自分の現状を突破する力「突破力」がいる。
ぜひ、朝礼をして、社員教育していこうと力強く話されていました。
最後に
「利益が出たら、社員のおかげ。
利益が出んかったら、社長が悪い」と話されており
社長の責任の強さを改めて思い知らせて頂きました!
ありがとうございます♪
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。