【梅原大吾 勝負論 ウメハラの流儀】
あなたにとっての幸せの定義ってなんですか?
1円でも給料の高いこと?
1日でも休みの多いこと?
それもとっても大事なことなんですが。
何か抜け落ちているような??
<梅原大吾 勝負論 ウメハラの流儀>
この本を読ませて頂きました!
薦めてくれたのは、言うこと聞かないデザイナーの桑原基輔んさん。
パケマツではしばし、社員さんから社長に
「この本、読め」と逆転現象が起こります(笑)
なんて、いい社員だ(笑)
梅原大吾さんはプロゲーマー!
「ゲームで稼ぐ」ことができるすごい人!
ボクが生まれた昭和にはなかった職業です。
<成長すること、喜んでもらうこと>
パケマツ理念にこんな文章があります。
ハッピーの条件
「一人の成長」と「一人の喜び」
仕事の報酬って、
仕事の対価って、お金や休みじゃないと思うんです。
もちろん、お金や休みも重要ですが
・仕事を通して、私はこんな成長をした。
・仕事を通して、こんなに喜んで貰った。
これを実感することが大事だって。
<書評>
さ、梅原大吾さんの本の気になる言葉と、ボクの感想です。
・勝っても負けても必ず得るものがある。成長できる。
成長できることは、人生の楽しみであり、幸せそのものである。
そしてより努力ができて、結果として勝負にも強くなってしまう。
勝負する、成長する、楽しくなる、より勝ちやすくなる、というループがあるのだ。
→人生って、
勝つことより、負けることが多い。
成功より、失敗が多い。
でも、負けても、失敗しても、死ぬわけじゃないんですよね。
松浦の人生も、まー、負けや失敗の連続で。
提案したことが採用されないなんて、ざらな話。
仕事が嫌いだったこともあり。
死にたくなることもあり。
何をやってもうまくいかないこともありますから。
そんな時にすがるのが「仕事の成果」や「勝利」だったら
目も当てられない。
でも、負けや失敗の中に学ぶことがあったら??
それは「成長」を得ることになる。
成長って大事だよなー。
それを実感するって、大事だよなー。
・勝ち続けるとは「頑張ることにためらいを持たない」ことでもある。
→考えてみると、世の中で成功している変人たち(笑)
行動量だけを見ると、想像を絶するくらいに頑張ってる!
努力してる!
でも、本人はケロッとしてる。
「え?やりたいからやっただけ」
働き方改革が叫ばれる世の中で
「頑張ることにためらい」を持つ人も多いんじゃないかな?
ためらいなんて、持たなくていいでしょー!
・本来なら頑張ることは楽しいはずだ、ということである。
→そーなんですよ!
本来、「がんばれ」という言葉は「楽しめ」に置き換えてもいいですね。
世の中には
「がんばれ」って言うと、「これ以上、どうしろって言うのよ」って
追い詰めるようなことになっちゃこともあるけど。
本来は
「楽しんで欲しい」って言葉のアヤだと思うんです。
本気になると、何でも楽しい!
・頑張ることを「ダサい」と決めつけるのは抜け駆けを許さない心理だ
→この気風って、どこで生まれたんでしょうかね?
どっちかというと、がんばらない、楽しまない人たちが
「こっちの方へおいでよ」っていうメッセージですよね。
自社が、どっちの側の人間が多いのか?
それで社風が決まる。
「頑張るのダサい」が多ければ、そうなる。
「頑張るの楽しい」が多ければ、そうなる。
・勝つためだけに生きるのではなく、自分の成長を考えること最終的に勝ってしまう。
→「(自分が)勝つ」の言葉の裏側に、「(相手が)負ける」が存在する以上
どうしても、勝ち負けで考えちゃう。
そこを「自分の成長」に特化して考える!
すると、最終的に勝ってしまう。
この考え方はリスペクトしかない。
・後悔することが辛く、苦しいだけなのに対して、今の僕は進んでしたくなるほど反省が気持ちいい。明らかに自分が成長しているという実感が得られるからだ。
→あーー、やられたって感じ
ボクは反省することが、実は苦手。
・・・というか、避けてるところがある。
「成長」を喜びとするなら
「反省」を喜んで受け入れよう。
・僕はどんな大舞台でも緊張らしい緊張はしない。大きなタイトルがかかっていても、勝負はしょせんその場限りだとわかっているからこそ、あまりプレッシャーは感じない。それよりも、日々成長できていることの方がずっと大切だからだ。
→これについては、大共感!
ボクもあまり緊張するタイプではないのです。
ちょっと観点が違ってて、
ボクの場合は、
「自分のメンツやかっこよさ」より「相手が喜ぶか」に主軸を置いているからだけど。
いずれにしても、日々、成長できるかが大切だ!
・幸福な気持ちを抱えて成長し続ける姿。それこそが勝ち続けることの本質だ。
→もー、ぐーの音も出ません。
梅原大吾さん、ありがとうございます。
そして、何より!
桑原基輔さん、ありがとうございます。
パケマツ理念の再認識ができました!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。