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2020年03月6日

【ぼくらはお金で何を買っているのか】~松野恵介氏出版記念セミナー~

ぼくらはお金で何を買っているのか?
商品なのか?
サービスなのか?

単純にそう言えるわけではないですよね。

2020年3月4日(水)
ボクは大阪へ!

松野恵介さん(通称キャップ)の新著
「ぼくらはお金で何を買っているのか。」出版記念セミナーに参加してきました!

<成熟社会>

かつて、「競争社会」が成り立っていたのは、
人口増大、総需要が増えているからです。

しかし、今は「成熟社会」です。
少子高齢化・人口減少による総需要の減少が続きます。

この時代に価格競争してたら、成り立たないのは明白。

だから、量を追うより、価値を高めることが必要になります。

でも、
「販売量減るから高くします」は通用しないですね(笑)

じゃあ、価値をつくるしかない!

<お客様の状況を知ることから>

ここで事例に出たのが「伍魚福」(兵庫)

珍味屋さんなんですけど、
珍味を売ってるだけじゃ、儲からなくなってきた。

価格競争で疲弊していました。
そこで「お客様を見る」ことをしました。

お客様であるスーパーや百貨店が困っているのは「売れない」こと。
それじゃ、珍味を提供するより、
「商売繁盛のお手伝い」をする方が喜ばれるんじゃないかと考えた。

その方法が「売り場の提案」!

山中社長は
「売れる売り場を提案したいな。1袋の珍味を売るんじゃなくって、1尺の売り場ごと売れるような」
と常々、考えていました。

しかも、このアイディアはよかったけど、実績も信頼もない。
だから、なかなか進まなかったそうです。

さらには、社長はそう思ってても、社員にその実感がない。

会議をしても
若手社員からは
「それができたらいいなと思うけど、売り場提案なんて、ノウハウがない、やれると思わない」
ベテラン社員からは
「売る努力は、小売店がすることやから、そこまでするのはおこがましい」
と乗り気ではない。

そこで、キャップがコンサルとして提案したのが
「みんなで実感を持ってもらいませんか?」

まず、自分の自社商品にPOPを買いて、
POPを付けてもらうことから始めました。

しかし、協力してくれるお客様もいない(汗)

全部の得意先にPOPを付けてもらうのは一旦諦めて、
個人的に仲の良い5店舗くらいにお願いして、POPを置いて持った。

そして、ポスレジで1週間ごとで計測する。
売り上げが変わらないPOPももちろんあったそうですが、
売り上げが上がるPOPも出てきたそうです。

これで「1つ、売り上げが上がった」と実感が生まれたそうです。

お客様も
「売れたわ、今度、なにしたらええのん?」
と聞いてくれるようになる。

他のお客様も徐々に
「うちにも提案してよ」
と言ってくれるようになる。

こうやって、1つの商品、
1つの売り場、
1軒のお客様の積み上げて、
「POPで売り上げが上がるんだ」という実感を持ってもらったそうです。

そして、伍魚福も売り場も繁盛していくのです。

スタートは「お客様を見る」ことでした。

お客様であるスーパーや百貨店が困っているのは「売れない」こと。
それを解決するのがPOPだったのです!

組織を動かすとなると
いきなりはなかなか難しい(汗)

ただ、一つひとつ積み重ねて行けば、
少しずつ変わるし、
今度は逆に揺るがない変革になるんですね!

<働いて笑おう>

セミナー開始前に、サインしてもらっちゃった(笑)

「働いて笑おう」という文字を書いてくれました。

「笑って働こう」ではなく「働いて笑う」です。
精神論じゃなく、しっかり働くことに向き合っている感じがします。

素晴らしいセミナーに
素敵なメッセージを、ありがとうございます。

 

<ぼくらはお金で何を買っているのかパケTube>

「ぼくらはお金で何を買っているのか」

https://buff.ly/39nDNEC

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この記事を書いた人

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パッケージマーケッター 松浦陽司

1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。

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