【パッケージに遊びを!そして商品を覚えてもらう! ~牧商店さんの「ちっかーず」の場合~】
【パッケージに遊びを!そして商品を覚えてもらう! ~牧商店さんの「ちっかーず」の場合~】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
本日の質問はペンネーム「一見さん」から!
「うちの商品、買ってはくれるんだけど、なんだか認知度が上がらないんです」
なるほど。それは悲しいですね。
お客さんに一度は購入してもらおうと、パッケージやPOPを一生懸命に凝ったものにする!
そして、やっと商品が完成!
でも、一回買っただけで、忘れ去られてしまうわけです
これはいけない!
店頭で「見てもらう」、
買ってもらって「選んでもらう」というステップの次に、
お客さんに「覚えてもらう」ということをしてもらわなくては!
そんなアナタにとっておきの方法があります。
それはパッケージに「遊び」を加えること。
例えば、牧商店の「ちっかーず」という竹輪!
http://www.03kamaboko.com/
中身は竹輪で、徳島を代表するキャラクターである「ちっかーず」が中央にどーんとおります。
「なんだ、キャラクターを使うのか?」
いえいえ、そんなことじゃありません。
もうちょっとお付き合いくださいね!
パッケージを空けて、竹輪を取り出すと、
あらあら、不思議、ちっかーずが透明に変わっていきます!
お気づきの通り、ちっかーずの本体のところを透明にして、中身の竹輪の色を見せていたのでした。
このパッケージ、実はおじいちゃん、おばあちゃんに売れております。
「買って帰ると、孫が喜ぶんよ」
そうなんです!
孫と遊ぶためにも、買ってもらっているんです。
完全に商品を、パッケージを覚えてもらって、リピートされているわけですね!
パッケージに遊びを!
そして商品を覚えてもらう!
そんなパッケージマーケティングでした!
パッケージ松浦で企画させていただきました!
牧商店さん、ありがとうございました。
http://www.03kamaboko.com/
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。