【思い出に残るパッケージ、捨てられないパッケージには仕掛けがある】 ~濱喜久さんのギフトパッケージの場合~
【思い出に残るパッケージ、捨てられないパッケージには仕掛けがある】
~濱喜久さんのギフトパッケージの場合~
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
昨日は覚えてもらうパッケージの話でした。
このようなパッケージの仕掛けは他にもあります。
例えば濱喜久さんのギフトパッケージの場合。
濱喜久さんから依頼を受けて、いろいろとお話を聞いておりました。
すると、濱喜久さんには伝統的な「龍虎」のロゴがありました。
それはなぜかと言うと、
大将の濱田利宏さんが虎年で
女将の濱田加代さんが龍年だったからです。
そこに最近は
看板娘の濱田つばささん未(ひつじ)年も入ってきて、
親子ともども頑張っているんだとか。
そういうストーリーを表現するために、
虎、龍、羊のアイコンが散りばめられているようなギフトボックスにしました。
でも、これだけで終わりません。
外側にスリーブ(筒)をつけたのですが、
それには3箇所、穴があいてます。
そうすることによって、虎、龍、羊を見せて、
しかもスライドさせると、アイコンが次々現れるようにしたのです。
お子さんがいたら、思わず遊んでしまうパッケージになりました。
捨てずにとっておきたいパッケージですね!
濱喜久さん、ありがとうございました。
http://hamagiku.com/
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。