<業界を代表する新聞「包装タイムス」 2015年10月5日 にインタビューを掲載していただきました!>
<業界を代表する新聞「包装タイムス」 2015年10月5日 にインタビューを掲載していただきました!>
2015年10月5日発売の「包装タイムス」にインタビューを掲載していただきました。
https://www.nippo.co.jp/ht/
包装タイムス様、ありがとうございます。
包装資材業界の専門誌であり、
業界を代表する包装タイムスに掲載していただき光栄です!
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パッケージ松浦(徳島市 088-645-1000)の松浦陽司社長は、世界初・徳島初の「パッケージマーケッター」を名乗り「パッケージマーケティング」を展開している。さまざまな商品のパッケージをプロデュースしながら、各地で講演やセミナーを行い活躍する同氏に、その考え方や今後の抱負などを聞いた。
<インタビュー>
私が、世界初・徳島発の「パッケージマーケッター」を名乗り始めたのは、2011年ごろです。今までにない名称だったので“世界初”と(笑)。なお、13年には「パッケージマーケティング」と「パッケージマーケッター」を商標登録しています。
このパッケージマーケティングとは何か。一言で表せば、“パッケージにより売れ続ける仕組みをつくること”です。当初は“売れる仕組み”としていましたが、単発で売れても仕方ないので、最近は“売れ続ける仕組み”と説明しています。
「パッケージは物言わぬセールスマン」と米国のセールス用語にある通り、パッケージが優秀な営業マンの代わりをしてくれます。販売促進を図ろうと営業マンを雇えば、人件費等の固定費が一人当たり数百万円かかり、社員教育も必要で、その営業活動の成否も不明です。ところがパッケージを変えることで商品の魅力が伝われば、店頭で売れ続けることができます。
パッケージマーケティングを始めるきっかけとなったのは11年ごろ、エクスペリエンス・マーケティング(エクスマ)の勉強会に参加したことです。この勉強会で大きな出会いがありました。
エクスマは端的にいえば“「モノ」を売るな!「体験」を売れ!”というマーケティング法です。その創始者である藤村正宏氏と出会い、話をする中で、パッケージについて1日1記事をブログに書くことになりました。
書き続けるうちに変化が訪れました。84本目のの記事を書いたとき、新宿のある会社から初めて講演依頼があったのです。それから各地のセミナーに呼ばれて講演するようになり、初の著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」を出版したときには750本を超えていました。現在、記事は1500本以上を数えます。
エクスマの公式は「お客さんは商品を欲しいのではない。ただ○○したいだけなのだ。それによって△△な生活を手に入れたいのだ」というもの。これをパッケージに当てはめて、マーケティングを展開しています。
バレンタインデーのチョコレートも、チョコではなくバレンタインに渡す品が欲しいのであって、それにより職場の人間関係を良好にしたいなどの目的があると考えられます。ダイエット食品も、それ自体が欲しいわけではなく、痩せてきれいになることが目的のはずです。
当社は「パッケージを変え、世界を変える!」というビジョンを掲げています。しかし、1社だけでは実現は不可能なので、例えば協会などを立ち上げて同業者やデザイン会社と手を組み、パッケージの事例を共有しながら、今後は全国各地で展開できればと考えています。今はまだ漠然としすぎていて具体的ではありませんが・・・。
ブログやセミナーなどの情報発信をなぜするのか、とよく聞かれます。確かに、他社にアイディアを盗られ、流用されるかも知れません。しかし、同業者が見て地元で提案して、そのユーザーの売上が伸びれば、それは当社のビジョンにつながっているといえます。本当は、当社に注文がくればベストですが、情報は出さないと入ってこない、隠したら閉ざされるものです。ある意味で割り切って、これからも情報発信を続けてまいります。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。