【ご存知ですか?商品開発で押さえておきたいマーケティングの順番を?今までのマーケティングとこれからのマーケティング】
【ご存知ですか?商品開発で押さえておきたいマーケティングの順番を?今までのマーケティングとこれからのマーケティング】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
商品開発で大切なマーケティングの順番ってご存知ですか?
実は今まではこんな感じでした。
<今までのマーケティング>
1 何を(モノ)
2 誰に
3 どうやって
まず、モノありきだったんです。
「美味しいお菓子ができたから、さあ売ろう!」
このスタート地点でした。
でも、今は「モノ」は溢れています。
「美味しいお菓子」は溢れているんです。
<これからのマーケティング>
1 誰に
2 何を(モノ+付加価値)
3 どうやって
こうなりました。
順番が変わってます。
「誰に」が一番最初です。
そして、2番目の「何を」も単に「モノ」ではありません。
「誰に」が喜んでくれる「付加価値」を提供しないといけません。
「美味しいお菓子ができたから売りたい」ではなくなったんですね。
まず「誰に」、例えば「××さんを喜ばせたいからお菓子を開発しよう」が大切。
その次に、「そのお菓子には××さんが喜んでくれるこんなストーリーを乗せよう」ということですね。
中西食品様が販売している鍋専用油揚げ「鍋のお揚げさん」は、
こんな方を喜ばせようと開発されました。
賀川佳子さん(36才)
うわー。もうすっかり秋ね。肌寒くなってきちゃったわ。そろそろお鍋のシーズンね。
うちは三世帯6人の大家族だから、お鍋って楽でいいのよね。野菜を切って入れる
だけだしね。週に1回はお鍋で楽しちゃう(笑) 今日はさっそく、今シーズン初めての
お鍋にしようかな。油揚げって味が染み込んで美味しいんだけど、油抜きやら、
カットやらで面倒よね。・・・・そんな風に思いながら、近所のスーパーへ出かけると。。。
この賀川佳子さんに喜んでもらうには油揚げパッケージはどうあるべきか?
こんなふうに考えました。
1 全面的にお鍋のシズル感をだしてちゃんと食卓シーンを伝える。
2 カット不要、油抜き不要を伝える。
3 どこにでもある筆文字で「油揚げ」ではなく、伝わる品名を!
そうして出来上がったパッケージがこちら!
「もっちり食感 鍋のお揚げさん」
なんといってもシズル感を感じる美味しそうな油あげの画像!
そして、商品特徴を伝えるチェックリスト!
☑ なんと、油抜き不要。
☑ 出汁が染み込みやすい。
☑ カットしているので、そのままお鍋にポン。
・・・ね?
賀川佳子さんが喜んでくれそうじゃないですか?
これからのマーケティングは「誰に」を先に考えないといけませんね。
さて、この鍋のお揚げさん!
徳島県下のスーパーで販売中!
セブン18店舗と南の方のサンシャインから販売開始してます。
ぜひぜひ週末は家族団らんでお鍋を食べてくださいね~!
中西社長、ありがとうございます。
<中西食品「もっちり食感 鍋のお揚げさん」のお問い合わせはこちらから>
株式会社 中西食品
http://www.k-nakanishifooz.com/
〒 774-0045
徳島県阿南市下大野渡り上がり7-8
TEL 0884-22-0407
FAX 0884-23-4779
担当者 中西啓社長
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。