【もう、パッケージの形ですらなく、パッケージの「ブランド体験」で認識されることも可能!】
【もう、パッケージの形ですらなく、パッケージの「ブランド体験」で認識されることも可能!】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
はい!ご名答!
「い・ろ・は・す」ですね。
なんで分かったんですか?
だって、ネーミングも分からない。
パッケージもくしゃくしゃ。
わかる要素は一つもないはず。
これは私たちは
「い・ろ・は・すのパッケージはくしゃくしゃっと絞って捨てれる」という
ブランド体験を何度も通している。
あるいはテレビCMなどで何度も見ているからです。
い・ろ・は・すのブランドアイデンティティ(企業がお客さんに“こう思って欲しい”)は
「世界を変える 環境に優しい 日本の天然水」です。
そのために、原材料を少なくし、ペットボトルを薄くしてます。
結果、絞って捨てれるパッケージになりました。
結果、日本で一番買われるミネラルウォーターになってます。
でも、味の違いなんてないですよね!
い・ろ・は・すと他の軟水ミネラルウォーターの違いってほとんどないですよね?
コップに数種類のミネラルウォーターを入れて、飲み分けて、
「これが、い・ろ・は・す」だなんて分かる人はほとんどいないんです。
味が同じなのに、選ばれる理由。
それはパッケージが違うということです。
パッケージでブランドアイデンティティである
「世界を変える 環境に優しい 日本の天然水」を感じるからですね!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。