【心のつながりが大切な時代。お客さんとの関係性が大切ですね。「母の日にガーナ」で繋がる親子の絆】
【心のつながりが大切な時代。お客さんとの関係性が大切ですね。「母の日にガーナ」で繋がる親子の絆】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
今日はこれから大阪に出張です!
しっかりとインプットの日にします!
最近、私は思うんです。
「モノを売る時代は終わり」だと。
なぜなら「モノ余りの時代」だからです!
全ての商品が飽和状態ですね。
チョコレートだって、クッキーだって、スナックだって、
スーパーに、コンビニに、山のようにあるんです。
例えば、そんな飽和状態の中で
「安いから買って!」
「美味しいから買って!」
「こんなに頭を下げているのに買って!」
こんな営業をしたらどうでしょうか?
逆に嫌われてしまいそうですね。
だって、お客さんは望んじゃいない!
それなのに売りつけようとするわけですから。
だから今は、いきなり「買って」というのはダメ!
ちゃんとお客さんと「関係性」を作り出す必要があります。
「つながり」が大切です。
もしも、チョコレートで「関係性」や「つながり」を実現しようと思ったらどうなるでしょうか?
「母の日にガーナ」
ロッテさんが毎年、仕掛けているキャンペーンですね!
スタートは2001年。
ある一人の社員さんが、
「母の日には真っ赤なカーネーション!
ガーナのパッケージも真っ赤!
だから、母の日にガーナを贈るのもいいんじゃない?」
そう言い出したのがきっかけだそうです。
投げかけている言葉がいいですね!
「お母さん、ありがとう!」
「母の日は真っ赤なガーナでありがとう!」
「お母さんに届け。」
「ありがとう、ママ」
・・・ね!
全く売り込んでいない。
そうじゃなくって、
「ガーナでお母さんに感謝の気持ち」というメッセージ、
感謝の気持ちが伝わってきます。
だから、もう14年も続き、
今や国民的な行事になっているのですね。
それもこれも「ガーナのパッケージが真っ赤だったから」がスタート!
パッケージがきっかけだったんですね!
素晴らしいパッケージマーケティングですね!
★★★★★
本日のお話も、先日、エクスマ合宿で学んだ
「文章の組み立て方の基本」を元に書いてみました。
1 「私はこう思う」で意見を書く
2 「なぜなら」と理由を書く
3 「たとえば」で具体的に
4 「もしも」を使って話を膨らませる
5 「だから」でまとめる
教えていただいたエクスマ創始者の藤村正宏さん!
ありがとうございます。
http://www.ex-ma.com/blog/
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。