【「この商品、自信はあるんだけど、売れてない」という商品をお持ちのアナタにヒントになるかな。】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
昨日の土曜は一週間ぶりに家族でゆっくりしました。
・・・とは言っても、部屋からは一歩も出ず、
娘の凛と「ごっこ遊び」を一日中してました!
さて、アナタは自分の会社の商品に自信がありますか?
もし、「自信はあるんだけど、売れてない」という方にはヒントになるかも知れません。
それは、「買ってほしいお客さん」が間違っているのかも知れません。
例えば、過去にこんな商品がありました。
「海鮮イタリアンスープ」
カゴメさんが自信をもって販売した商品!
ターゲットは「共働きの夫婦」!
コンセプトは「ちょっと贅沢」でした。
でも、売れなかったんですね。
残念ながら、2004~2006年で終売しました。
でもね、カゴメさんはこの商品にはめっちゃ自信があったんです。
「絶対にこの商品はいい商品だ!だったら、ターゲットを変えて、ネーミングもまるで変えて、やり直さないか?!
そして、改良販売されたのがこれ!
カゴメ「完熟トマト鍋」
ターゲットは「お子様がいる家庭」!
コンセプトは「家族団らん」です!
2009年新発売
なんと、その年、11億円を販売する大ヒットになりました。
海鮮イタリアン鍋の時は、
具材の事例が、エビに、ホタテに、・・・
全部揃えると2000円を超える!
完熟トマト鍋になると、
具材事例は、ウインナーや人参、チーズなど約600円!
これもよかったのかも知れません。
「カゴメ」と言えば?!
イメージは「イタリアン」ではなく「トマト」というのもありますね。
こうやって「中身は同じ」でも、
ターゲットを変え、
ネーミングを変え、
売上が変わることがありますね。
カゴメさん、勉強させて頂きありがとうございます。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。