<日創研徳島経営研究会 2016年3月例会 「地域と共創するコミュニケーション戦略」が開催されました>
2016年3月25日(金)
日創研徳島経営研究会 3月例会
「地域と共創するコミュニケーション戦略」が開催されました!
講師は株式会社ファーストデコの扇野睦巳さん!
http://firstdeco.co.jp/
素敵で温かくって、凛としたお姉さま!
ブランド・マーケティングの話を中心にお話くださいました。
「扇野さんが例会をする!」ということで、
遠くは和歌山県から、愛媛県からも参加者があるくらいの大人気!
そして今回は徳島大学、四国大学の学生さんの参加もあり、
「ブランド」に対する興味の深さが伺えます。
本当に笑顔溢れる温かい例会になりました!
扇野さんの仕事は「経営理念のビジュアル化業」!
冒頭に理念の同質化の危険性を訴えます。
例えば理念の中に
やたら「創造、価値、挑戦、貢献」
あるいは「私たち、社会、発展、お客様、満足、追求」
などという言葉が使われているなら、ひょっとしたら同質化の第一歩かもしれないと。
例えばこんな理念があったとします。
「私たしの会社は社会に貢献し、お客様の満足を追求し、価値を高めることに挑戦し続けます」
一見、理念っぽく見えますが、何の会社か分かりません(笑)
でも、なんとなく耳障りがいいので、こんな理念が多いんです。
理念が一緒ということは、戦略や商品の同質化を招き、選ばえれない会社になります。
だから、オリジナリティのある理念をつくる必要がある!
そして、オリジナリティの源泉になるもの、
それは「創業者の生き様」であり、「創業の精神」の中にあると語ります。
この話が深く会場中の胸を打ちました。
そして質疑応答。
<いすい 阿部吏佳さんの質問>
http://www.isui1959.com/
Q:チームメンバーへの関わり方はどうしたらいいですか?
A:トップがブレないことです。
トップがブレると、幹部はもっとぶれる、社員はもっともっとぶれる。
会社なら社長、部門なら部門長がブレずに理念、信念を伝えていくことが大切です。
<小林ゴールドエッグ 小林美佳さんの質問>
http://www.cgegg.co.jp/
Q:社会貢献をやっているんですが、社内外に伝わらない。
A:創業の精神を紐解く必要がある。
創業者がご存命であれば直接ヒアリングして
「なんでその社会貢献をしているのか?」を聞いてみる。
「他もやっているからなんとなくやってる」では弱い。
創業者が残念ながらいない場合は、創業時のメンバーや取引先に聞いてみる。
後継者であれば「なぜ後継したのか?」をとことん深堀してみる。
<ケーリッツ 前田有香さんの質問>
http://kritz-academy.com/
Q:人間関係に悩んだりすると「なんのために仕事をしているか」見失ってしまいます。
A:人間の器を大きくすること、寛容さが必要です。
そのためにも、経営研究会の中で、素晴らしい経営者と触れ合う、人間力を大きくすることが大事ですね。
本当にひとりひとりのために、一生懸命に答えてくれました。
そしてアンケートも紹介させていただきます。
<喜多野安心市 廣永工さん>
http://kitanoanshinichi.com/
創業の精神の大切さをこんなに考えたことはなかったです。
自社だけのオンリーワン、強みや使命は、すでに存在するんだと痛感しました。
よりオンリーワンに、
時代にあった顧客、地域を巻き込んで経営を実践していきたいと思いました。
大切な学び、気づきをありがとうございました。
<徳島大学 学生 中井拓哉さん>
扇野さん、貴重なお話本当にありがとうございました。
工学部では聞くことができない知識創造のプロセス、消費者側の変化など
わかりやすく伝えていただき、これから就職活動に活かせる内容ばかりでした。
企業の理念にはその会社全体で決めた背景が含まれていること、
価値の種類には様々な種類があることを聞いて、
企業が行っている事業や社会貢献を見ることで、
その企業がどうなっていくかということが自分なりに、
その企業の将来性を予測できるスキルが付いたように思えました。
企業選択により深みを持たせられる良い機会になりました。
また機会があればぜひお話を聞かせていただきたいです。
ありがとうございました。
<どんぐり接骨院 中村慎吾さん>
https://www.facebook.com/donguri.b.s
今日、お話を聞いて、改めて自分が開業した時の想いや情熱を掘り起こして
伝えていく作業をする必要があると感じました。
「自分にしかないストーリー」を明文化し
自分で見つめ直すことで
より多くの産後の女性をサポートできるように行動へとつなげていきます。
「自分に何ができるだろう?」と考えながらとてもワクワクしています。
本当にありがとうございました!
このような情熱的なアンケートが43枚も集まりました。
ありがとうございます。
扇野さんには本当に素晴らしい気づきを頂きました。
本当にありがとうございます。
また4月18日(月)に「社風をよくするためのありがとう例会」が開催されます。
詳しくはこちらです!
どうぞ、ご参加くださいね!
http://www.ntkk-tokushima.com/information/667.html
<運営スタッフ紹介>
運営スタッフの皆さま、ありがとうございました。
司会 広報活性化委員会 広報幹事 藤森圭二
開会挨拶 坂雅弘
副会長挨拶 副会長 渡邊由紀江
講師紹介 松浦陽司
4月例会案内 前田有香
5月例会案内 高田健司
研修案内 日創研 末崎幸子
謝辞 監事 元木康浩
プレゼンテーター みかも木履 金村盟
閉会挨拶 渡邊恭二
カメラマン 桑原基輔
その他にも目に見えないところで活躍してくれたスタッフのみなさん、
ありがとうございました。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。