【パッケージの第3の意味!「価値を高める」 イミのない価格競争は辞めにしょう。】
パッケージの意味を考えます。
辞書的にはこうですね!
パッケージ【package】
[名](スル)
1 包むこと。荷造り。包装。特に商品の包装やそのための容器。「―を簡素化する」「コンパクトに―する」
2 ひとまとめにすること。一括して処理すること。また、そのもの。「生産と流通を―して考える」「―保険」
うーん、なるほど。
単に「包む」ことから脱皮して、「ひとまとめ」にするなど、
新しい意味が込められていていいですね。
さらに私が付け加えるとしたら
3 価値を高めること。商品そのものの価値を包むことで高める。また高めようとする行為。「いい商品なんだけど-がイマイチだよね~」
こんな第3の意味を提唱します。
だって、りんごのパッケージことを考えてください。
スーパーでは裸。
道の駅では袋入り。
百貨店では桐箱入り。
全く違うでしょ!
パッケージが商品そのものの価値を変える、売り場を変える、価格を変えることがあるんですよね。
さて、例えばキャラメル。
普通で売れば、二束三文。
価格競争真っ只中。
でもこうやって売ればどうでしょうかね?
ボンボンキャラメル!
雨を束ねてまとめるだけ!
でも、それだけでブーケに見える!
これで価値を高めてますね。
花束を贈るよりおしゃれな感じがします。
パッケージって、「価値を高める価値」を備えています。
「価格競争に巻き込まれているなぁ」
そんなふうに思っている方は、ちょっと考え方を変えてみてくださいね♪
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。