【通常価格の2倍でも今年も売り切れている!「岡山県産コシヒカリ」じゃなくって「アヒル米」】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
いやー。
大変な時代になってきましたね!
「モノが良くても売れない」時代です。
ラーメンが美味しくても当たり前。
お米が美味しくても当たり前。
食べ物が美味しいなんて当たり前
いやー。
だからこそ、楽しい、エキサイティングな時代になってきましたね!
「モノにどんな魅力をつけるか?届けるか?」が大切な時代です!
例えばお米。
「岡山県産コシヒカリ」と「徳島県産きぬひかり」とどっちが美味しいなんて分からない!
(※あくまで一般人の話です。飲食の人で分かる人もいますから)
「どっちが美味しいか分からない中で、なんで比べるの?」
・・・うん。
価格しかないですね。
そんなモノの世界で争っていたらしんどいです。
じゃあ、どうやって争いのない世界へ行きましょう?
例えば、「岡山県産コシヒカリ」の隣に
こんなお米が並んで居たらどう思います?
アヒル米
うわー。
かわいいパッケージ!
直感っで「ふつうの米じゃないな」と感じるのはもちろんだと思います。
「きっと、かわいいアヒルがお米と一緒に育ったのかな?
うん、ひょっとしたら雑草や害虫はこのアヒルが食べてるんじゃ。
だったら、農薬や化学肥料を使っていない安全安心なお米よねっ」
なんてことが、パッケージとネーミングで一発で伝わります。
実は普通にネーミングをつけたら「岡山県産コシヒカリ」です。
だって、そうなんですもん!
でも、それだったら、こんなに心は動かないですよね。
「アヒル米」だから動く!
岡山県の阿波村(あばそん)というところで育てられてお米で、
アヒル農法で無農薬・無化学肥料のコシヒカリ。
だから、「アヒル米」なんです!
通常、お米って2kgなら800円~1000円くらいです。
でも、これは2kg1944円!
2倍高くても、今年ももうソールドアウトしているみたいですね。
うん。
商品ストーリーを分かりやすくパッケージで伝えるって大事!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。