【松浦ブログ史上初の「ダメダメパッケージ」特集!】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
いやー。
ニッポン豆腐屋サミットの余韻が収まらないですねー。
なんせ、108種類もの豆腐を試食!
そしてパッケージを見ることができましたから!
私にとってはめっちゃ貴重な体験です!
ありがとうございます。
その108種類のパッケージのうち、
「あ!」と思ったものを撮影してきました。
私、ブログには「いいパッケージしかかかない」のですが、
うん、今回はあえて、あえて、あえて、「ダメダメパッケージ特集」にしてみました。
うん。
勇気を振り絞って、書きます。
モザイクかけたから大丈夫とは思いますが、
もし消して欲しい人は個別にメッセージくださいね。
それでは、ダメダメパッケージ特集スタートです!
うん、ダメっすね。
左下のロゴ(?)の意味もまったく分からない。
店の名前も、商品名もない。
一括表示もない、、、大丈夫なのか?
うん、これもダメです。
一括表示シールが貼ってあるだけ。
「他社と差別化」どころじゃないですね。
「識別」すら怪しいです。
はい!
無地パッケージキター!
お客さんのこと、考えてないですね。
「旨ければ分かる」って言いたいのかも知れません。
でも、お客さんがちゃんと「店名」や「品名」識別くらいはできないとダメですよね。
これも一括表示だけ。
うん、アカンね。
まあ、同じくです。
はい、本当に申し訳ありませんでした。
本日のブログ紹介はここまでなんですが、伝わったでしょうかね?
「うちは自分の店で売るだけだから、無地でいいんだよ」という方は、
まあ、ぎりぎりOKです。
でもね、一つ言いたいことがあるんです。
あなたたちは少なからず、地方予選を勝ち抜いて、全国大会に出てきた豆腐ですよね?
つまり、全国の豆腐屋さんの「模範」となる立場です。
それが、このパッケージでいいんでしょうか?
実際、サミットの審査基準に「パッケージ」はありません。
1)外観
2)香り
3)味
4)食感
の審査基準です。
でもね、私は訴えたいんです。
本来はこの審査基準の中に「パッケージ」は含まれるべきだと。
例えば、コーラ!
缶で飲む?
ビンで飲む?
リッツカールトンでキンキンに冷えたグラスにレモンを添えて飲む?
まったく味の感じ方は変わります。
同じ豆腐を
紙皿にのせる?
陶器に盛り付ける?
味は変わりますよね。
そう。
日本人は特に、わびさびを重視して生きてます。
パッケージだけで?
器だけで?
感じる味って変わるんですよ。
絶対にパッケージで味は変わります。
これは私が断言します。
そういう意味で、豆腐業界はちょっとパッケージに関しては遅れているのかと、
108種類のパッケージを見て思いました。
・・・あ、面白いパッケージももちろんあります!
明日は面白いパッケージ特集しますね~。
吠えすぎちゃって、申し訳ありませんでした!
ちょっと桑原の真似したかったんです(笑)
豆腐業界の成長と発展を願って、あえて書きました。
ご参考になれば幸いです。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。