【ネーミングって短いほうがいいの?長くてもいいの?】<パッケージデザイン・制作のパッケージ松浦(四国徳島)>
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
パッケージ開発のお仕事をしている中で、
ネーミングも一緒に考えることが多いです。
だって、重要なパッケージデザイン要素ですから!
そのネーミングを考える際に、エクスマの考え方がとっても参考になる!
「価値を伝えるためには、長いネーミングでもOK!」というもの。
ざっくりと要約すると、ネーミングの長さの呪縛にかかっている人は多いです。
「ネーミングは短いほうがいいんですよね?」
「長いと覚えられないでしょ!」
「10文字以内ですよね!」
ネーミングのノウハウ書を読むと、長いネーミングは記憶されないからダメだということが書いてあります。
でも、エクスマ藤村正宏師匠の著書
「売れる!伝わる!ネーミング―「五感に訴える名前」の作り方」
を読むと、長いネーミングでもOKだと書かれています。
例えば、、、
「じっくりコトコト煮こんだスープ」
「髪の毛集めてポイするだけ」
「電子レンジでチン!してふくだけ」
「フッ素樹脂の汚れとります」
「予約でいっぱいの店の蟹のトマトソース」
「隠れ家レストランの贅沢なシチュー」
「まかせて!野菜のお献立」
めっちゃ長い名前の商品が多々あります!
同じような商品が立ち並ぶスーパーやコンビニの棚で、
「ぼくは他の商品とここが違うんです!」
とお客さんに伝えないといけない。
『消費者の86.5%が売り場で購買を決定する』という調査もあります。
自分の価値を伝えようと思ったら、ネーミングは長くなってもいいというモノ!
さて、パッケージ松浦ではどんな実践があったかというと、
徳島ぎょれんさんの「ひじき」のパッケージリニューアルでした。
昔のネーミングは「ひじき」でしたが、
最大の特徴である「徳島県産」を伝えるために、こんなネーミングになりました!
「徳島生まれの 徳島の漁師による とくしま漁連がおすすめする ひじき」
うわー!
大胆にネーミングを変えました!
たんなるひじきより、価値の伝わり方が違いますね!
このパッケージのリニューアルして、
新規にスーパーの取引が2店舗増えたり、
また道の駅・お土産物屋さんなど、多数取り扱い店が増えました!
お役にたてて良かったです!
徳島ぎょれんさん
(http://www.tokushimagyoren.or.jp/)
※ホームページでは販売してないようです。
ぜひ、お電話を宜しくお願いします。
徳島県漁業協同組合連合会
〒770-8516 徳島県徳島市東沖洲2丁目13番地
TEL 088-636-0500 FAX 088-636-0525
(担当:林さん、橋本さん、木村さん)
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。