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HOME > BLOG > パッケージマーケティング > 【同質化競争に果てがないんで、違うことを考えよう。年越し蕎麦は諦めて、年越しうどんを目指すどん兵衛】<パッケージデザイン・制作のパッケージ松浦(四国徳島)>
2017年01月6日

【同質化競争に果てがないんで、違うことを考えよう。年越し蕎麦は諦めて、年越しうどんを目指すどん兵衛】<パッケージデザイン・制作のパッケージ松浦(四国徳島)>

おはようございます。
まだ年末年始の気分が冷めやらず、リハビリ気分の松浦陽司です。

いつも思うのですが、「同質化競争」って辛いっすね。
量だけの競争とか。
価格だけの競争とか。

話は変わるのですが、クイズです。
もし、あなたが「うどん屋さん」だったとしてですよ。

順調に営業ができていました。
・・・ところが突然、異変が起こります!

北隣に、丸亀製麺(株式会社トリドール)
東隣に、つるまるうどん(株式会社フジオフードシステム)
南隣に、はなまるうどん(株式会社はなまる)
西隣に、楽釜製麺所(株式会社三光マーケティングフーズ)ができちゃいました。

あなたならどうします?!
・・・ちょっと手立てがないっすね。
だって、最大手4店舗が隣近所にあるんだから。

もし、勉強してないと、
「よそが280円だから、うちは250円だ」とか、
「隣りが500gだから、うちは800gだ」とか、
量とか価格の勝負に陥(おちい)ってしまいます。

これが一番しちゃダメなこと!
だって、資本主義社会で勝てるわけない!

こんな質問をすると、勉強してない人ほど
「安さしかないだろ」って答えます。
そんなことないのにね。

勉強している人たちに尋ねると、それこそ無数の解決策が出てきます。
「高級なうどん屋を目指す」
「うどんを止めて、蕎麦屋になります」
「この場所を撤退して、他に引越しします」

はい。
選択肢が増える訳です。

ところが勉強してない人ほど、やっぱり答えます。
「値段を下げなきゃ」

勉強している人に聞くと違います。
「うん、この4軒にお米を下ろす米屋になるわ」
ここまでくるとすごいっすね。

さすがっす。
選択肢持ってますね。

これを例えば、年越しそばに例えてみます。
「うどん屋は年越しは関係ないよ」
うん、これは貧する考え方ですね!

日清のどん兵衛さんがやっている施策がこちら!

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「年明けうどん」

年末が細く長くの年越しそば!
だったら、うちは太く長くの年明けうどん!

うん、新しい意味付です。
でも、こうやって意味付することで、新しい価値が生まれますね!
そして、新しい価値が生まれる。

こういったことを見習って行きたいっすねーーーー。

この記事を書いた人

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パッケージマーケッター 松浦陽司

1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。

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