【気をつけて!あなたは6倍のカロリーを摂取しているかも知れない!パッケージの栄養成分表示の注意点】<パッケージデザイン・制作のパッケージ松浦(四国徳島)>
最近、ダイエットをしているもので、栄養成分表示の「カロリー」の部分がとっても気になります。
普段は見ないような「栄養成分表示」までよく見ちゃいます。
あ、栄養成分表示ってのはこんなのです。
パッケージの裏面や底面などに、一括表示と並んで書かれていることがあります。
実はこの栄養成分表示ですが、大きく3つのパターンに分かれてます。
製造販売会社は知っておくと消費者に間違った印象を与えない。
消費者はカロリー計算がより正確になる!
栄養成分表示の3パターン!
1)100g当たり
2)1袋(1パッケージ)当たり
3)1粒(1包装、1個)当たり
順番に解説しますね。
1)100g当たり
多いのは「100g当たり 100kcal」という表示。
100g当たりとかのカロリーを表示します。
でも、ここでチェックして欲しいのが「1袋 200g入り」だったりすることがあるんです。
つまり、なんとなく「あー、これは100kcalだ」と思って全部食べちゃうと、
実は200kcal食べちゃってることがあるんです。
逆に「1袋 50g入り」なのに、100g当たりでカロリー表示している商品もあります。
このような表示をしていると、消費者に「100kcalもあるんだー」と敬遠されちゃうかも?!
2)1袋(1パッケージ)当たり
上記の誤解を避けるためには、1袋(1パッケージ)当たりのカロリーを書けばいいんです。
「1袋当たり 50kcal」と表記しておけば、問題ないですねー。
3)1粒(1包装、1個)当たり
これは業界の裏技になるかもしれない。
こういった表示でもいいんです。
例えばこれ!
1粒あたり 31kcal
この商品、実は6粒入ってます。
でも、1粒あたりのカロリー表示をしているんですね。
「あ、そんなにカロリーが少ないんだ!」と勘違いして食べると、6倍のカロリーを食べている(笑)
これらの栄養成分表示についてですがどうして統一されずにこんなバラバラになるのか?
法律が統一されてないからなんですよね。
統一してくれた方がいいんだけどなー。
私は個人的には2)1袋(1パッケージ)当たりが一番消費者にわかりやすいと思ってます。
どないですか?
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。