<最近、珍しく「小説」なるものを読んでいます。「象の墓場」は面白かった>
最近、小説を読むように心がけているんです。
今まではいわゆる「ビジネス本」ってのを読んでました。
・販促のテクニック100!
・努力せずに儲ける方法
・売上を3年で10倍にするたった一つの手法
※全部、架空のタイトルです。
こんな風な感じの本を読んでたってイメージです。
うーん、なんかガツガツしてますね。
もちろん、その時のボクは必死です。
「なんとか売上を上げたい」と思ってましたから。
だから、テクニックに走ってたんですよね。
でも、エクスマの藤村正宏師匠が言われるんです。
「小説って、ビジネスに何の役に立つの?っていうけど、
そういった“ノイズ”が必要なんだ。
経営者は小説を読んだほうがいいよ」
ここでいう“ノイズ”とは“周辺の情報”のこと。
“中心文化”ではなく“サブカルチャー”のこと。
本業とは全く関係ないようなことも勉強する。
そうすると、「常識から逸脱」するようなアイディアも湧いてくる。
・・・というか、中心文化。
つまり「業界の常識」しか知らないと、
「これしかない」って、たった一つの方法にすがって変化できない。
今の時代はそんな甘いもんじゃない。
「時代の変化より遅い変革はいくらやっても意味はない」
そんな時代っす。
そんな訳で、藤村正宏師匠がブログで紹介していた本を読みました!
「象の墓場」です。
1992年から2004年にかけて、カメラフィルム市場が異常な速度でデジタルにとって変わられていく。
そんな中、世界最大のフィルム会社で働く社員の苦悩。
「フィルムが消える」と確実に予想できるのに、株主にたいする目先の利益のために変革できない会社。
そして、やがて本当に会社自体が、、、???
今いる会社の市場自体がなくなる。
あるいは職業自体が消失する時代。
「どうあるべきなのか?」
とっても考えさせられる小説でした。
「象の墓場」の「象」は「大企業」の象徴!
方針転換をするにも、動きが取りにくい。
そんな企業から消えていくかも知れない異常な時代に突入しました。
パッケージ松浦はたった7人の会社。
イノベーションが起こしやすい!
これからはエクスマで言われる「常識を逸脱」して、変化しやすい中小企業が台頭する時代が来ているのかも?!
ラッキーーーー!
よっしゃーーー。
常識を逸脱していくぞーーーーー!
あ、もちろん常識を踏まえた上でね(笑)
あ、ボクが「象の墓場」を読むきっかけになった藤村正宏師匠のブログはこちらっす!
合わせて是非、読んでね!
https://www.ex-ma.com/blog/archives/5488
あ、ちなみに読み終えたのは高速バスの中でした。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。