【可哀想なパッケージの使われ方を改善せよ!中西食品さん文吉豆腐・ハナちゃん純絹豆腐の場合】<パッケージデザイン・制作のパッケージ松浦(四国徳島)>
おはようございます。
パッケージマーケッターの松浦陽司です。
パッケージマーケッターとして、自分が手がけたパッケージがどのように活躍しているのか?
お取り寄せしたり、実際の売り場を見に行ったりすることは多々あります。
さて、中西食品さんの2商品!
・文吉豆腐
・ハナちゃん純絹豆腐
フジグラン、セブンに続いて、キョーエイでも販売開始しました。
こうやって手提げレジ袋調にしているので、大きな特徴が2つあります。
1)店頭で手に取りやすい!
2)なにより目立つ!(袋が立ち上がってPOPみたいになる)
さて、実際の売り場でこの特徴あるパッケージがどんなふうに活躍しているのか?
当然、見てきました!
ガガーーーーァァァン!
めっちゃパッケージが折り畳まれている。。。
しかも、よりにもよって、そんなところに値札シール「158円」貼らなくても。。。
パッケージ制作の意図が全く伝わってない。。。。。
ちょっと泣きそうな光景。
先程のは一番ひどい状態の店舗でしたが、
何軒見て回っても、どんぐりの背比べ、似たり寄ったりの状態。
かっ、悲しい。
こんな店舗ばかりなのか?
・・・と思ったら、いやいや!
ちゃんと勉強している店長がいるスーパーは全く違う。
キョーエイ沖浜店のディスプレイ。
バッチリ、袋が立ち上がってるよーーー!
美しく目立ってる!
すばらしい!
さすがだよ。
カツーシ(浅野雄司)店長!
当然、よく売れているらしい。
ありがとうございます。
・・・とは言っても、他の店舗をこのまま放ったらかしではいけない。
どうしよう?!
と思って、秘策を2点思いつきました。
A)納品状態を変える
中西食品さんからの納品時に、より店頭陳列に近い状態で納品も行うことにしました。
これでスーパー陳列時に、そのまま置いてもらうだけでOKです。
さらに、
B)納品時にチラシをつける。
その内容はこちら!
陳列方法についてのお願いチラシです。
このパッケージの特性を伝え、折りたたまずに、ふわっとそのまま置いてねと伝えます。
その方が、店員さんにとっても置くのに楽だし、売上も上がるんだから!
手間が減って、販売が伸びるなら、これがいいということを伝えます。
昨日の夜の便からスタートしている取り組みですが、ちゃんと伝わるかな?
「パッケージ制作の意図が伝わってないーーー」と嘆くより、
「ちゃんと意図を伝えよう」としないといけないなと思いました。
さー、今日からスーパーの店頭でどんなふうに売られているのか?
また楽しみです!
スーパーさん、売上上げてねーーー!!!
お客さんがこんな笑顔になりまっせーーー!
株式会社 中西食品
http://www.k-nakanishifooz.com/
〒 774-0045
徳島県阿南市下大野渡り上がり7-8
TEL 0884-22-0407
FAX 0884-23-4779
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。