【「ねぇ お母さん だしってなぁに?」日高食品工業さんが食育に力を入れただしの開発】<パッケージデザイン・制作のパッケージ松浦(四国徳島)>
想像してみてください。
小学校低学年のお子さんに
「だしってなぁに?」って聞かれたらなんて答えますか?
うーん、もしボクが娘の凛に
「お父さん、だしって何?」って聞かれても答えられないなー。
「うーん、なんて言うか、料理の下ごしらえみたいなもんかな?」
くらいでお茶を濁しそう(笑)
さて、先日、日高食品工業さんから「だし」のパッケージのご依頼を頂きました!
担当の八木専務の想いはこんなでした。
「食育のために、だしは本当に大事なんです!」
「小さいうちに、だしを通じて味覚学習することは人生の土台である」
熱い!
熱い想いです!
そんな商品のネーミングをどうするか?
「本格天然だし」
うーん、当たり前すぎる。
「食育専用だし」
うーん、硬すぎる。
そんな時に、言うこと聞かないデザイナーの桑原基輔氏が思いついたこと。
「そうだ!小さい子供を持つお母さんに買って欲しいんだから、
お母さんに響く言葉を使えばいいんだ!」
そして、出来上がったパッケージはこちら!
「ねぇ お母さん だしってなぁに?」
そう!
この記事冒頭の言葉をほぼそのまま使ったネーミングになりました!
そう聞かれて、「あれ?そう言えば上手く答えられないわね」と思ったお母さんが手に取る。
すると、パッケージにはいろいろな情報が書いてある。
左上部
「だしの意味を教えてあげられますか?」
「だしはとっても大切な食材」
女の子の台詞
「何でだしをとるの?とるのに入れるの?」
うん、これってちょっと微笑ましい疑問(笑)
こんな風にお母さんの心に響くパッケージになりました!
面白いでしょう!
日高食品工業の八木専務もとっても喜んでくれました!
よかったーー!
ありがとうございます。
ぜひまた、日高食品工業さんに問い合わせしてみてねー。
日高食品工業様
http://www.hidaka-foods.co.jp/index.html
兵庫県姫路市花田町勅旨30番地の1
Tel. 079(251)1152 Fax.079(251)1153
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。