<渡邉美樹さんの基調講演 「働くことって悪いことなの?」>
2017年9月16日(土)
日創研 全国経営発表大会の基調講演は元ワタミの渡邉美樹さんでした!
印象的だったのは「働くというのは悪なのか?」ということ。
今は働き方改革などで労働時間が短縮する方向に、働かない方向に、社会が動いています。
もし、「働くということが悪」であるとするならば
極端な話
「週休7日が一番幸せなのか?」ということになります。
うーん、なんか違うなー。
そう思ったら渡邉美樹さんはこう言いました。
「そうは思わない。
働くことで人(お客さん)から「ありがとう」をもらうことができる。
人として「成長する」ことができる。
これが幸せなんじゃないですかね?」
なるほどなー。
確かにその通りです。
働いてないとなかなか「ありがとう」や「成長」の機会に恵まれないですから。
働くっていいですね。
最後は
<経営者成功の7つの条件>で締めくくられました。
1 欲の強い人
最初は女性にモテたい、車に乗りたい、そういう個人的なものでもいい。
そういう人がスタートアップで成功する。
でも持続的にするには、もっと大きな欲を持たないといけない。
カンボジアの子供は最初は「クーラーが欲しい」という。
クーラーが手に入ると「病院に預けているおばあちゃんを呼び戻したい」という。
これが叶うと「医者になって僕のような子を救いたい」と勉強する。
こんな風により大きな欲に移行する必要はある。
2 想像力のある方
作りたい世界、マーケティングを考える。
ずっと突き詰める想像力、イメージする力がある人でないと。
3 数字に強い
いろんな経営者と話をして、多くの方が損益計算書だけしか見てない。
キャッシュフロー、BS、PLもすべてリンクするようにしないと!
4 危機感を持っている人(臆病な人)
安心する人はのほほんとしてる。
5 売上利益以上に大切なものを持っている人
その向こうの大切なものがあるかどうか?!
この商品でお客様はどんな風に喜ぶのかなどの判断基準、理念。
6 諦めの悪い人
7 運のいい人
渡邉美樹さん、ありがとうございます。
心がけていきます。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。