人間力アップ!魅力的な話し方!「聞き屋のスペシャリスト」⑥ ~稲葉寿美さん~
一、 姿勢…きちんと相手に正対して、前傾姿勢。
二、 頷き…相手の話に合わせて頷く。
三、 相槌…プチ驚きを入れると効果的!そしてオウム返し!
四、 質問
五、 自分の意見
聞く(姿勢+頷き+相槌):話す(質問+自分の意見)=8:2
これが聞き屋が心がけるバランスです!
※相槌の解説
プチ驚きの例
Aさん「ネックレス買ったんだ!」
Bさん「へぇ!かわいいね!」(プチ驚き)
この「へぇ!」がプチ驚き!非常に大切!これで相手が聞いてくれたと思う。
オウム返しの例
Aさん「この間、美味しいコーヒーを飲んだんだ!」
Bさん「へぇ!美味しいコーヒーを!」
Aさん「そうそう、名古屋駅のすぐ前の○○っていう店でね!」
Bさん「ほぉ!○○っていう店なんだ」
Aさん「そうそう、そこはブラジル産のコーヒー豆専門でね!」
…という具合に話が広がります。
もし、オウム返ししなかったらどうなったでしょう?
Aさん「この間、美味しいコーヒーを飲んだんだ!」
Bさん「へぇ!いつ?誰と?」
Aさん「…え、…う、うん、3日前、Cさんと…」
Aさんはこのように思っています。
(そんなこと言いたいんじゃない!私は店の名前や、何にこだわりを持っているかを喋りたいのに!!)
オウム返しでなく、質問をしてしまう人は多いです。
しかしそれでは、相手の喋りたいことを抑え込んで、違うことをしゃべらざるを得ないことになってしまいます。
オウム返しは重要なのです。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。