【ディスプレイの品格!お店の売り上げが3ステップでアップするパッケージ陳列!】
おはようございます。
パッケージマーケッターの松浦陽司です。
本日のタイトルに【ディスプレイの品格】と書いてあるのですが、よく店頭のディスプレイを見て「残念だなー」と思うことがあるんです。
「ちょっとパッケージ製作者の意図を忖度したら売上も上がるのになー」
それでは、お店の売り上げが3ステップでアップするパッケージ陳列を考えてみましょう!
昨日は娘の凛とドラッグストアーへお買いものに。
そこでこんな商品に出会いました。
リラックマのティシューパッケージです。
<STEP1>
うーん、横から見るとリラックマの耳しか見えません。
そこでボクと凛がゴソゴソと陳列を入れ替えてみました。
これならどうでしょう?
<STEP2>
まあ、勝手に変更してるもので、上だけですけど、縦に陳列してみました。
うーん、こうすることでリラックマとコリラックマとキイロイトリの顔がしっかりと見えます。
店頭効果抜群ですね!
でもここで最初に耳しか見えてなかったことを思い出します。
「おっ!そうだ!ここでもうひと工夫!!」
<STEP3>
一番上のパッケージだけ改めて横にして、リラックマの耳を合体させる!
すると、リラックマの顔がより大きくなって更に目立つ!
・・・ね、パッケージ製作者の意図を忖度すると、ディスプレイが変わりますね!
STEP1~3を改めて見てみましょう。
<STEP1>
<STEP2>
<STEP3>
うーん、見た目が全然違うでしょう!
売り上げが確実にアップしそうです。
陳列を横から縦にする、もしくは組み合わせるだけの工夫っす!
面白いでしょ?
それにしても、ドラッグストアーで勝手にパッケージを見ながら陳列を変えている親子って(笑)
注意もなにもせずに、ほったらかしにしてくれてありがとうございます。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。