上甲晃さん⑥ 奴隷の人生、主人公の人生
奴隷の人生、主人公の人生
松下幸之助に相談を持ちかけると、決まって言われたのが、「自分の頭で考えなはれ」です。
人は、言われたことだけしているのが楽です。
自分では考えず、指示命令を受けるのが楽です。
しかし、それを続けていると、人はいつの間にか「奴隷」になってしまうのです。
指示待ち人間になってしまうのです。
自分で考えない人間になってしまいます。
「社長に言われたから、来ました」
「上司にそのようにしろと言われたから、しました」などが典型的な例です。
皆さんは本日のセミナーには、自分で考えてきましたか?
松下幸之助は、「ところで、君はどう考えるんや?」と必ず、相手の意見を聞きます。
その意見が、合っている、間違っているではなく、きちんと自分の意見を持っているかどうか、考えているかどうか、ということが大切なのです。
意見がない人には、「なんで考えてないんや!」と叱り飛ばすこともありました。
人に言われてことでなく、自分で考え、意思決定すると、人生の主人公になります。
人生の「奴隷」と「主人公」、あなたはどっちになりたいですか?
カテゴリー | セミナー・勉強会参加 , 徳島経営研究会
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。