【美しくあり、機能性のある、タダフサの庖丁パッケージ】
経営とデザインの幸せな関係
(中川政七商店十三代 中川淳著)を読みました。
非常にブランドづくりの観点で学びが多いです。
この本によると
マーケティング=市場起点
ブランディング=自分起点
「どうなりたいか?」が非常に大切に扱われています。
そして、この中に興味深い
パッケージがありました。
おはようございます。
パッケージマーケッターの松浦陽司です。
そのパッケージとは、タダフサという新潟の包丁の会社さん。
包丁は使ったら砥いで欲しい!
でも、最近の家庭では砥ぎ石などは置いてない。
「じゃあ、砥いであげるから、送ってよ」と言っても、
包丁なんてどうやって送ったらいいか分からない。
うーん、ジレンマ。
だから、その全ての悩みを解決するために、
こんなパッケージが生まれました!
なんだか見た目もかっこいい!
さあ、開封してみましょうか!
ダンボールをトムソンで抜いて、
包丁型にくり抜かれています。
でも、それだけじゃない。
このパッケージは手元に残しておいて、
「砥いでもらいたいな」と思ったときは
このパッケージに再度、すぽっと入れて、
タダフサに送ることができるのです!
パッケージのリユース(再利用)も促してます。
ちなみに、パッケージの中には
「庖丁問診票」が入っており、
いつが「砥ぎ頃」なのかを伝えてくれます。
うーん、素晴らしい。
他にもブランドのこと沢山かいてます!
よかったら読んでみてね♪
株式会社 タダフサ
http://www.tadafusa.com/
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。