【一人十色、一商品十パッケージ】~コカ・コーラのおみくじ付き福ボトルは70種類~
十人十色。
人って、一人ひとり性格も顔も違うよね。
いや、場合によって性格も使い分けます。
一人十色のような世の中です。
「この商品には一つのパッケージ」って誰が決めたんだろうか?
一商品十パッケージ。
一つ一つ、パッケージに違うところがあれば、
それは楽しい商品になるんじゃないだろうか?
おはようございます。
パッケージマーケッターの松浦陽司です。
パケマツではまだやったことないんだけど、
現在は「デジタル印刷」って技術があるんです。
詳しい説明は省きますが、
以前は版を作って印刷していたので、
一商品一パッケージしかできませんでした。
このデジタル印刷を駆使することで
一商品十パッケージなんてこともできる。
いや、現在、コカ・コーラさんが行っているのは
一商品70パッケージなんですよ!
コカ・コーラ
おみくじ付き福ボトル
パッケージ一個一個に
「勝利祈願」
「恋愛成就」などのおみくじが付いていて圧巻!
なんと70種類もあるそうです。
変わったのもあります。
「返信万来」
返信が欲しいあの人にLINEやメールを送る前にもらったら嬉しそう!
「いいね祈願」
うんうん、SNS投稿して、いいねが少ないと凹みますからね(笑)
こんな感じで
「今日は、ワンチャン到来だってよーー」とか
「今日は一致団結しよう」とか
コーラを買うたびに、パッケージで楽しませてもらえる。
パッケージによる楽しい仕掛けですよね。
これなんかは版を作ってたら大変すぎる!
デジタル印刷によるイノベーションですね。
もちろん、データ作成は70種類も作るの大変でしょうけど(汗)
いや、それ以上に70企画考えるもの大変かな?
でも、それ以上にお客さんが喜んでくれたらいいですね!
画像出展
コカ・コーラホームページ
https://www.cocacola.jp/
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。