震災後に変わる価値観 ~ピンクにまつわるエトセトラ~
おはようございます。
とくしまマラソンの練習を始め、ぶくぶくと太り始めた松浦 陽司です。
練習する→お腹が減る→それ以上に食べるというサイクルが出来上がってしまったようです(泣)
上善如水(じょうぜんみずのごとし)は女性向けの日本酒。
だから、女性が好きなピンクを使っている話を以前にさせて頂きました。
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-10925896373.html
このように色について気を配ることが非常に重要です。
実はこの「ピンク」の価値観が高まっています。
震災後、人々には強制的な価値観の変更に迫られました。
それは「危機感」「人とのつながりを感じたい」などです。
それに伴い、震災後、男性も女性も、ピンクを好むという割合が大幅に増えました。
特に、若年層(20~34歳)で顕著です。
若年男性 震災前8.7%→震災後26.1%
若年女性 震災前14.6%→震災後50.1%
ピンクには「絆」や「心と心をつなぐ」という意味があります。
震災後、人間本来の優しさや、助け合いながら生きる希望など、様々なメッセージを託すことのできる色なんですね。
エレコムさんでは震災後、ピンクの商品発売が続いております。
※5月に発売のピンクの体重計
今まで、体重計にピンクってありましたかね??
私はこれで初めて見ました。
震災後の新しい価値観の中で生まれた新商品です。
人と人との絆を表すピンク!
世界的な流行色になりつつあります。
(日経デザイン調べ)
今まで「ピンクなんて使ったことない」と言われる皆様!
商品やパッケージの開発に、ピンクを取り入れると、面白いことが起こるかも知れません。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。