数字や実績を謳おう ~人は数字や実績に弱い~
「実績ある商品なんだけど、いまいち花が咲かない商品」をお持ちの皆様へ
おはようございます。
昨日は大阪営業していた松浦 陽司です。
☆☆☆
伝える力
池上晃著作
☆☆☆
みなさん、先ほどの本は買いましたか?
私は思わず買いました。
目に付いたのは
2010年 第1位の売上
120万分売れてる
・・・というようなコピーです。
「そんなに売れているなら、私も・・・」
そう思って、ついつい手にとって買ってしまいました。
みなさんもそんな経験はありませんか?
「全米No.1ヒット!」
なんて映画を観に行ったことはないですか?
そんな商品を買ったことはないですか?
これは人が数字に弱いということを利用されています。
「えぇ~!そんなに売れているの??じゃ、私も!」という心理です。
実際にはその数字がすごいかどうかわからない場合も多いですけどね。
だって、「全米No.1ヒット」の映画って一体何本あるんでしょうか?
「○○人が涙!」というコピーも怪しい、だって誰が数えるの?
こういったことをパッケージに利用したら、お客さんの手にとってもらえる確率があがります。
たまねぎスープ ついに3000万食突破!
・・・ね、これだけで「売れてる」ってことがお客さんに伝わります。
「これだけの人が買ってるんだから、きっと美味しいわ」というメッセージが伝わるのです。
もちろん、嘘の数字はダメです。
でも、しっかりとした数字はどんどん出した方がいいのです。
長年売れ続けている商品であれば、「20年で1000万個売上」とか書けるかも。
何かで賞をとった商品なら「2008年 ××セレクション 金賞受賞」とか。
数字をしっかり出すことで、お客さんに商品の良さが伝わったりします。
伝わらないと、ないのと一緒ですからね。
もう、既にパッケージが出来上がっているなら、ワンポイントシールの活用もいいですね。
こんなポップで知らせてあげてもいい。
「1年で40万個販売」
この商品、以前に紹介させて頂いたんですが、今は既に50万個になってるそうです。すごい!
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-10992792927.html
みなさんの会社にも、実はすごい数字に裏付けされた商品ってないでしょうか?
実績のある商品ってないでしょうか?
そのことがお客さんに伝わらないと、ないのと同じ。もったいない!
パッケージをちょっとリニューアルして、そのことをお客さんに伝えましょう。
それだけで売上が変わることがあります。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。