服を着替えるように、パッケージを着替えよう
「勝負服は1つしかない」という貴方へ。
パーティー、結婚式、葬式、カジュアル、色々なシチュエーションで洋服は変えますよね。
おはようございます。松浦 陽司です。
ひょんなことから、ボジョレーヌーボーを山ほど買うことになりました。
パーティーでも開催しようかな?
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服を着替えるように、パッケージを着替えよう
実は商品開発の第一歩です。
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昨日は「じっくりコトコト煮込んだスープ」の記事を書きました。
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11059312550.html
一つの商品が売れたら「あぁ~、良かった」となりそうなものです。
でも、ちょっと待ってみてください!
その商品、違う切り口、違う体験の提案で、新商品開発できませんか?
じっくりコトコト煮込んだスープの基本はケース売りですね。
主婦がターゲットで、コンセプトは「気軽にもう一品で、家族に喜んでもらおう」でしょうか。
きちんと「家族に喜ばれる」という体験を売ってますね。
これが売れました。
すると、次の展開があります。
ターゲットは一人暮らしの人、コンセプトは「忙しい朝食にもう一品」でしょうか。
あるいは会社勤めのOLさんで、「ランチに温かい品をもう一品」でしょうか。
いずれにしても、「手軽に食べれる」という体験を売ってますね。
そして、これ!
もっと、忙しい人はこっちになりますね。
カップすら面倒な人に。
あるいは、昼休みに食べ損ねた人に。
あるいは、夕方どうしても小腹がすいた人に。
更に「時間短縮」を売ってます。
こうやって、ターゲットやコンセプトが変わると、それに合わせてパッケージも変わっていきます。
貴方の商品の中にも、目線を変えるだけで更に売れる商品が隠れているかも?
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。