試験問題がすっきり溶(解)けますように ~大丸本舗さんの100%ご~かくぶどう糖飴~
「私は縁起物には頼らないんだよ」という貴方へ。
世間には縁起物に頼る人もたくさんいます。
そういった方の思いを満たすことも必要ですね。
おはようございます。松浦 陽司です。
明日はいよいよ徳島マラソンです!
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ターゲットを変え、売る価値を変えると、
パッケージを変わり、売り場すら変わりました。
適材適所といいますが、適パッケージ適売り場とも言えますね(笑)
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過去2回、受験に関わるパッケージマーケティングの記事を書きました。
①サクラサクキットカット
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-10932836527.html
キットカットが郵便局とコラボして、受験生を応援します。
②受験生応援のじっくりコトコト煮込んだスープ
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11065462783.html
この2つは中身は一緒です。
パッケージを変えるだけで、売り物を「食べ物」というモノから「受験生を応援しよう」という体験に変えました。
特に①サクラサクキットカットは郵政とコラボして、郵便局で売ってます。
140円切手を貼れば送れます。
すばらしいパッケージのアイディアです。
こういったものもあります。
「大丸本舗 ご~かく100%ぶどう糖飴」です!
これも受験生応援の商品です。
先ほどの2つと少し違うのは、「受験生本人」がターゲットです。
たくさんの工夫がされています。
①飴の形を五角形にして、合格とかけている。
②ご存知、ぶどう糖は脳の働きによいので、受験勉強中に食べるとはかどる。
③「試験問題がすっきり溶(解)けますように」とパッケージに書いてある。
受験生が「これを食べたら合格するかも?」という体験をイメージできます。
すると売り場が、単なるコンビニ、スーパー、キオスクだけでなくなります。
なんと!予備校が販売したりもするのです。
ターゲットを変え、売る価値を変え、パッケージを変えて、売り場すら変わりました。
パッケージマーケティングの勝利ですね!
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大丸本舗の宇佐美能基社長には経営や企画の視点で色々と教えてもらってます。
いつも有り難うございます。
大丸本舗
http://www.daimaruhonpo.co.jp/
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。