【「楽しく働く」と「生産性向上」って両立するの?】
<あなたは何のために仕事をしていますか?>
Aさん「いや、仕事だから。しんどいけどやらないといけないんです。」
Bさん「私自身の成長のためです!」
Cさん「ボクの仕事で喜んでくれる人がいるんです!」
幸せなのはBさんやCさんですね。
<パケマツ内定者研修開催>
2019年6月21日(金)
パケマツ内定者研修!
原田有理さんに会社に来てもらって、
「何のために働くのか?」などディスカッション!
「何のためにパッケージを手配するのか?」
Aさん「仕事だから」
Bさん「袋を待ってる人がいるから」
Cさん「パッケージを変え、あの商品の売り上げを上げて、喜んで欲しいから!」
「何のために」が変わると、仕事への取り組み方も、楽しさも変わります!
パケマツの仕事は「パッケージを変え、世界を変える」ことですから!
<人時生産性を上げろ!>
さて、楽しく働くのも大切です。
そして、業績を上げることが大切。
「働き方改革」が推奨されるなか、
生産性を上げることがとっても大事です。
「じゃあ、人時生産性ってなに?」
原田さんに質問してみたけど、そりゃ当然、知らないですよね。
・・・ということで、急遽、人時生産性について説明しました。
人時生産性=(客数×客単価×利益率)÷(人数×時間)
ざっとこんな感じ。
簡単に言うと、
「何円の粗利を、何人が何時間かけて作ったか?」ということ。
原田さんは飲食店でバイトをしているので
飲食店をベースに説明。
ランチタイム3時間、10人のスタッフで切り盛りします。
客数は100人で、客単価は1000円、利益率は60%です。
それでは、生産性は何円でしょう?
※あくまで分かりやすくディフォルメしてる数字です。
ボクは一般的な飲食店の生産性を知らないで、お許しください。
人時生産性=(100人×1000円×0.6)÷(10人×3時間)
=60000円÷30人・時
=2000円/人・時 となります。
では、人時生産性を上げようと思ったら、
分母の(客数×客単価×利益率)を増やして
分子の(人数×時間)を減らすといいわけです。
ただ、分母の客数も上げると忙しくなる。
なのに、分子の人数を減らすと死にそうになる。
ジレンマが発生します。
なので、方針を1~2つに絞って、対策します。
例えば客単価に絞れば
「食後にデザートは如何ですか?」と一言伝えるようにする。
POPに書く。
SNSでアップする。
すると、何人も頼んでくれて、客単価が1000円から1200円にアップしました。
人時生産性=(100人×1200円×0.6)÷(10人×3時間)
=72000円÷30人・時
=2400円/人・時
おおっ!
人時生産性が400円もアップしました!
これなら、人数を増やさなくてもできる!
もっとも、実際にこんなに簡単にいくとか限りませんが、
考え方はこういったことですね。
パケマツでもこのことを一つひとつ、考えていかないと。
原田有理さんが来てくれたおかげで
会社のことを見つめなおすきっかけになりました。
ありがとうございます!!!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。