【良い社風をつくるんや!~人を大事にするからこそ、大切にしたいこだわり~西精工 西泰宏氏】
<会いたい人には会いに行こう、行きたい場所には行っちゃおう>
2019年6月24日(月)
エーテック青木一夫さんと共に大阪へ行ってきました!
北大阪経営研究会の例会に参加。
講師は徳島が世界に誇る西精工の西泰宏社長!
西さんにはサプライズで来たので、
開始前に会った時に西さんにびっくりしてもらえました!
<良い社風をつくるんや!~人を大事にするからこそ、大切にしたいこだわり~西精工 西泰宏氏>
講演テーマが何故か、大阪弁だったのでちょっと笑いました♪
けど、西さんにはぴったりのテーマです。
<障がい者雇用で生産性が上がる現場>
印象的だった話は、
「障がい者雇用」についてのお話。
普通の会社であれば、障がい者雇用は嫌がります。
だって、面倒だし、手間がかかるから。
コミュニケーションも取りにくいし。
でも、西精工さんは積極的に、障がい者雇用を行っております。
一度、雇用したら、西精工さんは大家族主義!
とことん、家族同様に関わります。
何度も何度も、教える、伝える。
でも、作業がうまく伝わらない、できない。
そこで、諦めない。
「じゃあ、色で分かるようにしたら?」
「イラストで解説したら?」
「部署を変えてみたらできるようになるかな?」
できるように、分かるようになるまで関わっていきます。
そんな中に出てきたら、社員さんの感想が感動的です。
『ボクたちは“忙しい、忙しい”と言って、
書類の点検とか設備の点検とかやりませんでした。
でも、彼のために、標準化をやらざるを得なかった。
終わってみたら、それは私達のための仕事でした。
彼のおかげで私達は成長することができました。
お陰で生産性も上がりました。
理念と体現出来て、本当に感激しております。
彼をこの部署に配置してくれて、ありがとうございます。』
ホント、感動的な社風です。
<新入社員雇用に置き換えると>
パケマツでは、来年4月から原田有理さんが入社してくれます。
仕事を標準化して、生産性を上げるチャンス!
西さんの話を聞いて、そう感じました。
仕事の標準化ってきっと
「重要だけど、緊急でない」領域の仕事ですよね。
でも、ちゃんとここに時間をかけることが大切です。
<生産性を下げているのは人間関係>
質疑応答で、このような質問がありました。
「人間関係を築くコツは?」
これを聞いて西さんはこのように答えました。
「コツはないですね、関わる時間の問題です」
西精工にはランニング部、ソフトボール部などいろいろな部があるそうです。
なんと、餃子部とかもあるそうで(笑)
毎週末になると、一緒にボランティアに行ったり。
毎日1時間の朝礼もそう。
ミッションステートメントと言う、個人のビジョンややりたいことを表示するのもそう。
関わった時間が大切。
対話の量が大切。
だから分かり合える。
なるほど、コツじゃなくって、時間なんですね。
<「幸せだ」と感じてる職場は生産性「1.3倍」>
そして、「幸せ」の基本は「人間関係」!
「人と人とのつながり」は「経営理念」が作ります。
いや、経営理念の実践ですね。
本当にいつもたくさんの学びを頂いて、ありがとうございます。
パケマツの本年度方針は
「まず対話、そして計画、実行」です。
対話を積み重ねていきます!
ありがとうございます。
<追記>
懇談会でも熱く質疑応答が交わされました!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。