【最後の稲盛和夫塾長講話】~盛和塾 世界大会 2日目~
<盛和塾で語られる、本当に最後の最後の稲盛和夫塾長講話>
2019年7月18日(木)
盛和塾 世界大会2日目!
いよいよ、午後から待ちに待った稲盛和夫塾長の講話です!
本当に最後の、最後の塾長講話になるので、
集まった塾生たちは心待ちにしておりました。
しかし、やはりご高齢の影響で
稲盛和夫塾長はこの場所に来ることはできませんでした。
残念ですが、これは致し方なし。
しかし!
さすが、稲盛塾長!
来ることはできずとも、
ボクたちのために、講話原稿を書いてくださいました!
これを声のいい人が代読する形で講話が開催されました!!
<盛和塾 塾長講話 フィロソフィを如何に語るか>
経営者が
「フィロソフィを実践する」
「全従業員と共有することが大切」とは誰もが分かっていること。
※盛和塾以外の人は、
フィロソフィのところを「哲学」とか「経営理念」と言い換えて
読んで貰えると、分かりやすいと思います。
でも一方で、
「フィロソフィが浸透しない」
「反発する社員がいる」という声もあがったりもする。
これは何故なんだろう?
個々の企業によって要因は異なるが、
根本的には「フィロソフィをなぜ従業員に説くのか」が理解されていないからではないか?
まず、経営者本人が、
フィロソフィに対して信念を持っていないといけない。
「フィロソフィを実践したら、人生は幸せになれるんだ」と強い信念を持つ。
<従業員に対してフィロソフィを解く具体的な方法や姿勢>
1)最初は真似事でもいいから、自分が考えたように、伝える
2)フィロソフィを解く経営者に求められることは、率先垂範!
3)フィロソフィを解く経営者は、従業員と本音で語りあうことに努めないといけない。
4)フィロソフィを説く経営者は、従業員と共に学び続けていく
1)最初は真似事でもいいから、自分が考えたように、伝える
最初からゆるぎない信念で伝えるのは無理なので、
最初は受け売りでもいいから、一切の疑念を持たずに、
盛和塾で学んだことをして、真似して話すことから始めよう。
何年か経てば、それは稲盛塾長の考え方ではなく、自分の考え方になる。
2)フィロソフィを解く経営者に求められることは、率先垂範!
経営者自身の実践が伴っていなければ、授業員は見抜く。
経営者の生きる姿勢が、従業員から尊敬されるレベルになっていく。
経営者に一点のやましい気持ちもなく、
真摯にフィロソフィの実践してるから、従業員に伝わっていく。
3)フィロソフィを解く経営者は、従業員と本音で語りあうことに努めないといけない。
意思伝達をしようと思っても、しゃくし定規で、かしこまってはなししていたのではダメ。
対話は本音で、ストレートなものでなければならない。
恐れずに従業員の中に入っていって、本音で会話をする。
会社にあった、ふさわしいコミュニケーションの場をつくる。
4)フィロソフィを説く経営者は、従業員と共に学び続けていく
フィロソフィを完全に実行できる人はいない
経営者が「私はフィロソフィを学べと言っていますが、それを自身で完全に実行できているわけじゃない。実行できたためしがない。一介の書生であり、門前の小僧です。これから一生涯をかけて実践していきます」姿勢が大切。
ただ、自分ができてないからと言って、従業員に言わないのは違う。
こうあるべきだと従業員の成長のために、幸せのために、言わなければならない。
そうすることで、社員さんが成長し、会社が発展する。
<世界大会を終えて>
「世のため、人のため」という稲盛塾長にはたくさんのことを教えて頂きました。
さー、言われた通り、フィロソフィを実践に移そう!
社員さんを幸せにして、業績も上げていこう!
そう強く感じた2日間でした。
稲盛塾長、ありがとうございます。
盛和塾<徳島>メンバーもいつも最高です!
ありがとうございます。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。