【Q.採用の失敗を教育で取り戻すことができるのか?】~白熱教室での議論~
この間、ブログには書いたけど、めっちゃ気になったので掘り下げてみました。
<Q.採用の失敗を教育で取り戻すことができるのか?>
企業でよくあるお話です。
もちろん、どの企業もいろいろと工夫をして、
採用を決定しております。
その中で
「いい子が入ったな」ということもあれば
「これはどうも、うちの社風には合わないぞ」という場合もある。
そんな場合にどうするのか?
教育を続けるのか?
辞めてもらった方がお互いにいいのか?
答えがありそうで、なさそうなこの問いに、
日創研徳島経営研究会の例会「白熱教室」で語り合いました。
<白熱教室って何なのさ?>
ボクも最近までは知らなかったです。
「学生を議論に参加させる講義スタイル」のことらしく、
議題に対して、前でパネリストや講師が討論する。
そして、「この意見に対して、学生の皆さんはいかがですか?」と
聞いている学生(参加者)にも発言を求めるスタイル。
お互いが議論を交わし合う中で、
自分自身の理論を展開していくんだとか。
答えを求めることを目的とせず、
議論の展開が目的のようです。
<賛否両論の意見が展開>
さて、冒頭の
Q.採用の失敗を教育で取り戻すことができるのか?
という議題に対して、いろいろな意見がでます。
<肯定派1:採用の失敗は教育で取り戻せる>
「採用の失敗」の定義を「理念の浸透」とするならば、当社はまだできてない
だから、理念の浸透に努めている。
つまり、「採用の失敗」とは「自分が諦めたとき」に起るものである。
教育し続けるのです。
<否定派1:採用の失敗は教育では取り返せない>
不健全な価値観を持っている人は、教育では取り戻せない。
だって、根本が違うから。
長く居てもらうこと自体が、企業にも、その人にとっても良くない。
<肯定派2:採用の失敗は教育で取り戻せる>
実際に価値観が不健全だった人、
昔、ものすごい不良だった人が
教育で更生した事例があるじゃないですか!
教育で取り戻せたということじゃないですか!
<否定派2:採用の失敗は教育で取り戻せない>
雑魚を掬ってきて来て、鯛の餌をあげても、鯛にはならん!
ということは、採用というのがとっても大切。
後の教育ではどうにもならない。
うわーーー、ここまでで、めちゃ深く考えさせられます。
しかし、意見は肯定、否定だけでなく、
違う角度からも出てきます。
<中立案>
1)鯵、鯖を釣ってきて、ブランドアジ、サバにすることはできるじゃないか!
2)辞めるを失敗とするのであれば、採用がとっても大事!
そして、いい人間を採用しても、育つ環境が自社にあるのか?
このこともとっても大事。
つまり、採用も教育も両方大切。
<問題提起案>
1)そもそも「採用の失敗」って何ですか?
定義を示してください。
こんな白熱した意見が交わされまくり!
ボクはいろいろと考えさせまくりました。
<松浦案>
ボクとしては、中立案ですね。
いい人を採用して、いい教育をする。
これがベスト!
・・・え?
ずる過ぎますか(笑)
<さて、あなたの意見は?>
Q.採用の失敗を教育で取り戻すことができるのか?
このことについて、
あなたの意見はなんですか?
よかったら聞かせてくださいね♪
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。