【新規事業は「広沢母校」発展のために ~経営理念を引き継ぐとは~】
<徳島県中小企業家同友会の例会が開催>
2019年9月9日(月)
広沢自動車学校の専務である祖川嗣朗(しろう)さん、、、じゃない!
シンク・スリーの祖川嗣朗さんの発表による例会が開催されました!
テーマは
「新規事業は「広沢母校」発展のために ~経営理念を引き継ぐとは~」
会場には50名近くに人が溢れ、
中には広沢自動車学校のメンバーさんも!
(嗣朗さんは社員さんのことを、敬意を込めてメンバーと呼びます)
ボクが初めて、同友会の座長をつとめたこの例会。
うまく運営できるかな?
<絶頂の会社を辞め、なぜ新規企業を設立>
2012年に後継者として広沢自動車学校に入社した時には、
すでに「良い会社」と言われていました。
自分にできることを模索し、業績を上げることを決意。
社内改革では様々な反対があり、自身の無力さを感じましたが、
若手の応援もあって2016年には過去最高の業績を出すことができました。
そんな絶頂期になぜ?
いきなりの退社&新会社「シンク・スリー」の設立。
それは真の意味で理念を引き継ぐため!
今後は縮小していくであろう業界に危機感を抱く中、
2017年には自分のしたいことと経営理念がリンクした新規事業に乗り出しました。
「広沢母校」を実現するため、事業ではなく理念を引き継ぐために、
考えがどう変わり、どんな取り組みをしているのか?
<理念「広沢母校」を受け継ぐ>
衰退が予想される自動車関係のお仕事。
ここの強烈な危機感を抱く祖川嗣朗さん。
広沢らしさ、広沢の理念「広沢母校」を引き継ぐのってどんなことなんだろう?
そう考えた時に
「親子の絆」とか「心温まる」ということが
広沢の理念を引き継ぐことじゃないか?
そう考え、打ち立てたシンク・スリーでは
・ドローン
・VR
・広沢留学
など、次々と展開していく。
ドローンの事業は立ち上げから大成功!
そして、この成功が広沢自動車学校の方にもいい影響を巻き起こしている。
<イノベーションを起こす組織とは>
ストレテジック・イノベーションを用いて、
祖川嗣朗さんは説明してくれました
1)忘却
これまでの成功パターンや常識、経験を捨てなければいけない。
既存のマネジメントを切り離すことが必要。
なかなか捨てられないけど、捨てる 勝ちパターンにとどまってはいけない。
「かつては待ってたら客が来た」
「営業なんてもってのほか」などは忘れる。
2)借用
既存事業の強みを生かして、活かす。
広沢の場合は「動画」!
この動画の強みを、シンクスリーでも活かして、
ドローン事業も大成功をおさめる。
3)学習
スピードがカギ、失敗は 早ければ早いほどいい
シンク・スリーで新しく成功パターンを創ると、
広沢自動車学校にも広がっていく。
これを繰り返すんだと。
<松浦陽司の感想>
ホントにバイタリティ溢れ、
次々と新しいことにチャレンジしていく祖川嗣朗さん!
ボクも従来の固定観念に囚われず
しっかりイノベーションを起こしていかないと。
その前にチャレンジだね。
祖川嗣朗さん、ご参加くださった皆さん!
ありがとうございました!!
シンク・スリー(広沢自動車学校内)
https://hirosawa-drone.com/company/
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。