【2009年日本パッケージデザイン大賞金賞の「とろっ豆」が進化する!】
【2009年日本パッケージデザイン大賞金賞の「とろっ豆」が進化する!】
「現状維持がベスト」と思っている貴方へ。
世間は不況、下り坂。
下りのエスカレーターに乗っているようなものです。
おはようございます。松浦 陽司です。
妻が私のために新しい「とろっ豆」を買ってきてくれました。
嬉しいですねぇ。
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2009 日本パッケージデザイン大賞 金賞受賞
とろっ豆
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11084737567.html
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こちらの商品は、たれがジェル状になってましたよね。
納豆には定番の「たれが別袋」という常識を覆した素晴らしい挑戦でした。
ところが最近、また進化しました。
「パキッ!とたれ とろっ豆」です!
たれを蓋に内蔵させるようなパッケージ!
2つ折りにすると、たれをかけることができます。
手も汚さず、便利にたれをかけることができますね。
そして、やっぱり継続している8種類のパッケージデザイン!
店頭で観てるだけでも、楽しくなってきますね。
中身が変わったら、パッケージもきっちりと変えて、お客さんに伝えないといけません。
キャラクターが「パキッ」っとしているところがよく分かります。
すばらしいパッケージマーケティングかと思います。
私が勝手にコンサルさせて頂くなら、たれ部分のフィルム!
絶対に商品名は書くべきですね。
せっかく、別注印刷しているのに「とろっ豆」だと分からない!
前々から思っていましたが、納豆パックは無地です。
食卓に出されても、奥様以外は何の商品か分かりません。
すると、「美味しいなこの納豆」で終わってしまいます。
お父さんがお母さんに「納豆買ってきて」とスーパーに行っても、選ばれる可能性がぐっと減ります。
ところが、きちんとパックフィルムに「とろっ豆」と書いてあると
同じシチュエーションで、「あ、この間うまかった、とろっ豆だ」となります。
パッケージはモノ言わぬセールスマンです。
せっかく別注印刷する商品ですから、しっかりと商品名を伝えましょう。
それにしても、パッケージデザイン大賞をとっても、さらに進化を続ける「とろっ豆」をすごいなと尊敬する松浦 陽司でした。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。