【“社員満足”と“顧客満足”では、優先するのはどっちだ?】~セイコーハウジング 元木康浩社長~
<理念の浸透と経営戦略 セイコーハウジング 元木康浩氏>
2019年10月11日(金)
日創研 徳島経営研究会の理念委員会が開催されました!
テーマは「理念の浸透と経営戦略」
徳島経営研究会の歴代会長である
セイコーハウジングの元木康浩社長の講演です!
経営理念は
「心と心で満足と喜びをつくるセイコーハウジング」
<楽しく働ける会社をつくりたい!>
平成2年、元木さんは会社に入ったときに
こんな質問を受けたそうです。
「あなたは、あなたの会社に入りたいですか?」
そこで、ガーーーーンと、ショックを受けます。
「は、は、入りたくない」
理由は、その時の職場が楽しそうじゃなかったから。
「ボク自身も社員さんも楽しく働ける職場にしたい!」
そう強く思い、
日創研のSA研修にチャレンジしたそうです。
<経営理念を作ってみたものの>
その後も学びを継続され
平成7年には経営理念を作ります。
でも、
1 商品戦略
2 顧客満足
3 社員満足
の順番で経営をしてたので、
いつまで経っても、違和感があったそうです。
「なんだか、楽しい会社にならないなぁ」
そこで、「この順番ではいけない」と気づきがあります。
顧客満足が社員満足の上にある限り、
お客さんがボロカス言ってきたときに、
「お客さんが言ってるから」と頭を下げ続けることになります。
もちろん、自社が悪いときは謝るのは当然ですが、
クレーマーのような場合でも、そうしないといけない。
元木さんは感じます。
「これではいけない!」
<社員が働く喜びなくして、顧客満足なし>
この言葉を掲げるようになります。
価値観の違うお客様が来てしまうと、
社員が疲弊、憂鬱になる。
価値観のあったお客様が来てくれると
仕事を認め、喜んでくれる。
社員さんは仕事が楽しい。
「社員満足」を「顧客満足」より上位概念に置いた経営をされているそうです。
<元木康浩社長が教えてくれたこと>
その他にも
・PDCAの回し方
・顧客定期訪問で満足アップ
・目標設定など、いろいろなことを教えてくださいました。
元木さん、ありがとうございます!!!
ちなみに、元木さんは本も出版されております。
セイコーハウジングと社長のひみつ ~学校の勉強って本当に必要なの?~ (おしえてシリーズ(R)教えてセンパイ! 徳島県徳島市版)
ぜひ、読んでみてくださいね♪
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。