【社歴に学ぶ3つのこと】~成功を繰り返し、失敗は繰り返さない~
<社歴に何を学ぶのか?>
今の自社はどこに向かうのか?
それは会社の過去を見つめたら、見えてくるのかも知れない。
過去の危機にどんな経営判断をしたのか?
過去、経営の帰路に立った時、どんな選択を取ったのか?
そして、正解だったのか。
間違いだったのか。
社歴に学ぶことが非常に重要です。
<パケマツ方針発表会>
ここでボクが述べた3つの社歴から、
今年の方針に活かす過去の3つの学び。
それは
1 イノベーション
2 まず、やってみる
3 捨てるor減らす
です。
<1 イノベーション>
1991年
これは会社創業当時の話。
世間では手書きの請求書や伝票が一般的でした。
もちろん、公共の期間ですら、パソコンを入れていない時代。
「パソコンを導入する!」
と決意したのが、松浦純子専務!
想像を絶する悪戦苦闘の上、システムを移行。
最初に、請求書が「カタカタ」と音を立てて出てきたときには
もう、感激だったそうです。
「誰もやっていないけど、やる」
このイノベーション精神は、松浦純子専務から受け継いだものです。
<2 まず、やってみる>
色々と、言い訳や、やらない理由、やれない理由って出てくるもんです。
「今までやったことない」
「昔っからこんな感じ」
2008年
パケマツは月次決算をすることにしました。
「いや、そんなん今までやったことないし」
「普通、中小企業は月次決算なんてしないのよ」
という意見もありました。
・・・が
「やるぞーーー」で始めました(笑)
すると、出てきました。
「いやね、月次決算するとなれば、棚卸を毎月するようになるでしょ。
棚卸って言うのはね、2人で半日かかるんですよ、社長。
時間の無駄過ぎませんか?」
でも、やりました(笑)
「2人で2時間で終わるようにしてみて!
ストップウォッチで測るから、3、2、1、スタート!!!」
すると、その月から2時間で出来ました!
まず、やってみる。
やればできる。
ちなみに、今は1人で90分まで短縮されてます。
<3 捨てる or 減らす>
正直に言うと、お客様を捨てたこともあります。
社員のことを殴ったお客様がいらっしゃいました。
ここでこのお客様を守るっておかしいですよね。
「今までお世話になりました」でサヨナラです。
それで、そのお客様にかけていた労力や精神力や時間が
有効に使えるようになりました。
<社歴を活かして、今年度へ>
これら
1 イノベーション
2 まず、やってみる
3 捨てるor減らす
を方針書に反映させて、
経営を繁栄させていきます!
具体的には、会計のIT化、業務の見直し、毎週のPD実行などです。
よりよい会社にしていこうねー!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。