【パッケージを変え、価値を変える】~日清フーズ クッキングフラワー~
<「自社独自の価値」と「お客様の求める価値」>
この2つがけっこう違うんですよね。
「いいもの作っていたら売れる」とか
「食品はおいしさが命」という時代は過ぎています。
それ以外の違う価値が必要ですね。
<違う価値って何?>
例えば、お土産物のパッケージでしたら、
お客様は「おいしさ」よりも、
「配りやすさ」の方が重要だったりします。
だったら、10個入り袋よりも
1個入りの個包装の方が求められますよね。
配りやすいからです。
<パッケージで違う価値を創る>
日清の小麦粉で「クッキングフラワー」という商品があります。
普通、小麦粉は袋入りのパッケージが多いのですね。
でも、クッキングフラワーはボトル型パッケージ!
あまり見たことない感じです。
これにより、食卓塩やコショウのように、
手を汚さず、手間いらずで、
簡単に小麦粉を振りかけることができるんです。
まぶしやすい!
溶けやすい!
お届けしているのは
「美味しさ」と、さらに「手間いらず」ですね。
主婦を助けています。
さすが!
<パッケージを変え、世界を変える>
こんな風に「自社が提供できる価値」と「お客様が求める価値」は異なります。
それを調べて、
パッケージを変えることで、お客様に新しい価値を提供していきましょう。
画像出展
https://lohaco.jp/product/1500488
カテゴリー | パッケージマーケティング
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。