【パッケージで売上アップ!ハーゲンダッツはなぜ?パッケージを見ただけで欲しくなるのか?】
【パッケージで売上アップ!ハーゲンダッツはなぜ?パッケージを見ただけで欲しくなるのか?】
おはようございます。松浦 陽司です。
パッケージは企業のブランド創りに多大な貢献をしますね。
先日、「色」が大事だという話をしました。
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11270377025.html
企業の核となる色を決めて、パッケージ、店舗、ロゴなどを統一しないといけません。
この「企業の色」を「コーポレートカラー」と言います。
この「コーポレートカラー」を完全に浸透させたのが「ハーゲンダッツ」!
ハーゲンダッツのパッケージの朱色というか、レンガ色というか、
この色を見るだけで、「あ!ハーゲンダッツだ!」となります。
どうです?
この「ハーゲンダッツ色」を見るだけで美味しそうな気もしますね。
これが「コーポレートカラー」によって生み出された「コーポレートブランド」です。
「ハーゲンダッツ=美味しい=この色」
このような公式がお客さんの中にできます。
すると、
「この色=ハーゲンダッツ=美味しい」です。
コンビニで、スーパーで、
この「ハーゲンダッツ色」を見るだけで「美味しそう!」となります。
もう、買いたい理由ができているのです。
・・・なんだか文章を書きながら、私もハーゲンダッツを食べたくなってきた(笑)
もちろん、ロゴも統一されています。
ハーゲンダッツでどんな味が出てきても、色とロゴが統一されているので
お客さんも一目で「ハーゲンダッツ」と分かります。
「コーポレートブランド」は会社のブランドが前面に押し出されます。
会社の信頼性や安心感、コンセプト、イメージを
パッケージで、一目で訴えることができます。
お客さんとのコミュニケーションが取りやすいシナリオです!
さて、ここで中小企業に置き換える勝手にパッケージマーケティングコンサルコーナー!
貴方の会社に「コーポレートブランド」を育成するようなカラーやロゴはありますか?
それをパッケージに反映しておりますか?
まずはこの2つ。
①カラー
②ロゴ
これだけでも、きっちりとしておきましょう。
お客さんが
「株式会社 ××社の・・・」という探し方でなく、
「ほら、あの赤色のパッケージの・・・」という分かりやすい探し方になりますよ。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。