【松竹梅理論で客単価がアップする!特別な商品には特殊パッケージでブランディング!】
【松竹梅理論で客単価がアップする!特別な商品には特殊パッケージでブランディング!】
おはようございます。松浦 陽司です。
突然ですがクイズです。
Q.あなたはフランス料理レストランのオーナーです。
Aランチ 980円
Bランチ 1280円
この2種類のランチをしていますが、Aランチばっかり売れます。
どうしたら、Bランチをもっと売ることができるでしょう?
答えはこれ!
「Cランチ 1580円」をつくる。
Bランチが売れ始めるのです。
さらに、Cランチも少し売れるので、客単価はグッとアップします。
「松竹梅理論」というものがあります。
人は3種類の選択肢を用意されると、思わず真中を選んでしまう可能性があります。
肉屋に行った時に思いませんか?
「この100g5000円の肉って誰が買うんだろう?」
あれは買わなくてもいいんです。
あの5000円の肉があることで、3000円の肉が売りやすくなるんです。
ところが、この5000円の肉がないと、3000円の肉も売れないんですね。
高いものを用意することで、真中のものが売れるようになるんです。
※
話を分かりやすくするために極端な価格をつけました。
実際はもっと微妙な価格の駆け引きがあるかと思います。
2980円とか・・・。
さて、パッケージマーケティングで何の話かなと思ったかも知れません。
この価格差はパッケージで分かった方がいいですね。
同じお饅頭にしても、
①バラで貰う
②レジ袋入りで貰う
③包装紙包みで貰う
④紙の箱入りで貰う
⑤木箱や缶で貰う
パッケージで全然、有り難みや、受け取る時の印象が変わります。
あなたの会社の商品で「これは!」と思うものに高級パッケージを採用されては如何でしょう?
高級パッケージの代表例といてば、缶パッケージ!
通常の化粧箱と見た目と質感、パッケージで
「ちょっと高いみたいだぞ」ということを伝えます。
こういった缶パッケージを採用することで、
①通常あまり売れない中間層の商品が売れるようになる。
②もちろん、高価な缶パッケージ商品も多少売れる。
客単価アップを狙うことができます。
こちらのアンティーク缶は「缶だけ2500円」で売られていました。
なんと、更なる効果として
③会社のブランディング にも缶パッケージは活用されるんですね。
捨てられにくく、保管してもらいやすい、
場合によっては「缶だけ売って!」というような現象も生みます。
客単価アップ、会社のブランディングに、
缶パッケージをご検討されて見てはいかがでしょう?
今日の情報提供、缶画像提供は私の友人!カンカンマンでした!
以前にカンカンマンが登場した記事
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11224683297.html
カンカンマン!
御協力を有り難うございました!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。